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「友だちとのトラブルは…」7/29(火)
「友だちとのトラブルは「いたずら」と「いじめ」を見分ける」

友だちがいたずらして、体操服を隠したり、
文房具や靴などを隠してしまうことがあります。


相手は面白がってやっているのかもしれませんが、
隠されたほうは困ってしまうし、
イヤな気持ちになるでしょう。


「隠すのはよくないね。先生に連絡して、
ちゃんと話してもらおうか」こうやって聞いて、
子どもが「うん。そうして」と言うなら、
学校の先生に相談すればいいでしょう。


「僕がどうにかするからいい」と子どもが言うなら、
そういうことにして様子を見ましょう。
子どもが自分で先生に相談するかもしれないし、
隠した子どもの見当がついているのかもしれません。


あるいは、学級会などで
「隠されて困りました。もう隠さないでください」
と発言する方法もあるでしょう。


しばらくたって「どうなった」と聞いてみて、
もう隠されていないのなら、
「よかったね。自分で解決できたね」と認めてあげればいいし、
まだ同じ目にあっているのなら、親の出番かもしれません。


「もうそろそろ、お母さんから先生に
話したほうがいいと思うけどな」と、
子どもの了解を求めましょう。
あとは学校の指導の問題です。


なお、単にいたずらされたというのではなく、
「いじめ」の場合は、「自分で言えるかな」
というレベルではありません。
では、何がいじめにあたり、
何はそうでないのでしょうか。


実は、はっきりした定義はありません。
たとえ相手がふざけていたとしても、
子ども自身が「いじめ」と感じているなら、
いじめなのです。


いじめと感じる、というのは、
具体的にどういうことを指すのかというと、
「自分はいてはいけないんだ」
と思わされるような場合です。
存在そのものを否定されることほど、
子どもにとって傷つけられる体験はないのです。


「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

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21:24, Tuesday, Jul 29, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯