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「親が失敗を認めれば、子供も…・・・」7/30(水)
「親が失敗を認めれば、子どもも素直にあやまれるようになる」

冷蔵庫からハムを出そうと思ったら、
たくさん残っていたはずなのに、もうない。


「またやったのね!」なんて子供を叱りつけたら、
つまみ食いしたのはお父さんだった……。


こんなとき、「いつもあなたが冷蔵庫から勝手に出して食べるから、
そうやって疑われるんだよ」なんて、あれこれ往生際の悪い
言い訳をせずに、「ごめんね」とサッとあやまりましょう。


「お母さんも、すぐに早とちりするから、
気をつけないといけないね」とペロッと舌を出しておけばいいのです。
子どもも内心、「ああ、僕がうっかり間違えたりするのも仕方ないや。
お母さんだって間違えるんだから」と、ホッとするかもしれません。


あやまると子どもになめられる、
なんて思う親がけっこういるようですが、
そんなことはありません。むしろ、
子どもにあやまれる親であることが必要なのです。


こういうとき、親があくまで失敗を認めずに、
「普段からきちんとしていないと、
何かあったときに誤解されるんです。
これでわかったでしょう。気をつけなさい」
なんてお説教したりしていると、
子どももそういう親のまねをするようになります。


何か失敗しても、「失敗しました」と言えずに意地を張ったり、
誰かに迷惑をかけたときも、「ごめん」と
あやまることができなくなってしまうのです。
何よりも、うまくいかなかった自分を認めることができず、
そんな自分をきらいになってしまいます。


親が素直に失敗を認めれば、
「そうか、お母さんだって失敗するんだ。
失敗してはいけないということじゃないんだな」
と安心します。
子どもも自分の失敗を認められるようになり、
失敗した自分がきらいにならずにすむのです。

「子どもの『くじけない心』を育てる本」より抜粋

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07:30, Wednesday, Jul 30, 2014 ¦ 固定リンク ¦ 携帯