「子どもを叩いてしまったら……」8/4(月)
「子どもを叩いてしまったら、「自分」ではなく「やり方」を反省する」
子どもが何度言ってもいうことを気かないので、
「どうしても、いつもいつもそうなの!」
と言ってピシャリと叩いてしまった……。
こんなとき、まじめで一生けんめいなお母さんほど、
「子どもを叩くなんて悪い母親だ」とか
「私は子どもを好きになれない母親なんだ」
などと自分を責めてしまい、よけいにストレスを
ため込んでつらくなってしまうのです。
これでは、かえって子どもに手をあげてしまう
原因をつくっているようなものです。
失敗したら、それを認めましょう。
人間は完全ではないのですから、
つい感情的になって叩いてしまう場合だって、
ないとはいえません。
「さっきはお母さん、カッとなって叩いちゃったけど
ごめん。やっぱり叩くのはよくないなあ」
ただし、まだカッカしているときに、なんなの、その態度は!」
なんて、さらに大変なことになりかねません。
ですから、お互いに気持ちが落ち着いてから、
しっかりあやまればいいと思います。
「叩くなんて、悪いお母さんでこめんね……」
なって深刻になってはいけません。悪いお母さん、
と言われてうれしい子どもはいません。
第一、よくないやり方というのはあっても、
悪いお母さんというものはいないのです。
さて、これからどうしたら叩かずにすむかです。
子どもを叩くというのは、「叱る」ことの一つだと
思っているかもしれませんがそれは違います。
たいていは、感情が抑えられなくなって叩いてしまうのです。
ですから叱っているのではなくて、
怒りやイライラの感情をぶつけているのです。
実際に、叩いてしまうときというのは、
単に目の前の子どもの行動に怒っているだけでなく、
今までの行動に怒っているだけはなく、
今までのいろいろなことが合わさって怒りを感じていたり、
今日はたまたまイヤなことが重なって、
最初からイライラしていたりするのです。
そのことがわかるだけでも、ちょっと違ってきます。
子どもが何かしたのを見て思わずカーッとしたときは、
その感情のまま子どもにぶつけるべきではありません。
「お母さん、怒ってるよ」と言葉でいうのはいいけれど、
パチンとやるのは失敗です。
同じ失敗をしないためには、感情が高ぶってきたときは、
冷静になる時間をとること。子どもを叱るにしても、
買い物に行ってから、もう一度改めて「さっきのことだけど」
と話をするなり、ちょっと家の周りを散歩したり、
洗濯物をとりこむなりして頭を冷やしてからにするのです。
そのとき「あなたが言うことを聞かないから、
お母さん、外に行ってくる」なんて捨てゼリフは禁物です。
「お母さん、カッカしてるみたいだから、
頭を冷やして10分で戻ってくるからね」とか、
「悪いけど、タイム。あとでもう一度話そう」
と言えばいいのです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」

子どもが何度言ってもいうことを気かないので、
「どうしても、いつもいつもそうなの!」
と言ってピシャリと叩いてしまった……。
こんなとき、まじめで一生けんめいなお母さんほど、
「子どもを叩くなんて悪い母親だ」とか
「私は子どもを好きになれない母親なんだ」
などと自分を責めてしまい、よけいにストレスを
ため込んでつらくなってしまうのです。
これでは、かえって子どもに手をあげてしまう
原因をつくっているようなものです。
失敗したら、それを認めましょう。
人間は完全ではないのですから、
つい感情的になって叩いてしまう場合だって、
ないとはいえません。
「さっきはお母さん、カッとなって叩いちゃったけど
ごめん。やっぱり叩くのはよくないなあ」
ただし、まだカッカしているときに、なんなの、その態度は!」
なんて、さらに大変なことになりかねません。
ですから、お互いに気持ちが落ち着いてから、
しっかりあやまればいいと思います。
「叩くなんて、悪いお母さんでこめんね……」
なって深刻になってはいけません。悪いお母さん、
と言われてうれしい子どもはいません。
第一、よくないやり方というのはあっても、
悪いお母さんというものはいないのです。
さて、これからどうしたら叩かずにすむかです。
子どもを叩くというのは、「叱る」ことの一つだと
思っているかもしれませんがそれは違います。
たいていは、感情が抑えられなくなって叩いてしまうのです。
ですから叱っているのではなくて、
怒りやイライラの感情をぶつけているのです。
実際に、叩いてしまうときというのは、
単に目の前の子どもの行動に怒っているだけでなく、
今までの行動に怒っているだけはなく、
今までのいろいろなことが合わさって怒りを感じていたり、
今日はたまたまイヤなことが重なって、
最初からイライラしていたりするのです。
そのことがわかるだけでも、ちょっと違ってきます。
子どもが何かしたのを見て思わずカーッとしたときは、
その感情のまま子どもにぶつけるべきではありません。
「お母さん、怒ってるよ」と言葉でいうのはいいけれど、
パチンとやるのは失敗です。
同じ失敗をしないためには、感情が高ぶってきたときは、
冷静になる時間をとること。子どもを叱るにしても、
買い物に行ってから、もう一度改めて「さっきのことだけど」
と話をするなり、ちょっと家の周りを散歩したり、
洗濯物をとりこむなりして頭を冷やしてからにするのです。
そのとき「あなたが言うことを聞かないから、
お母さん、外に行ってくる」なんて捨てゼリフは禁物です。
「お母さん、カッカしてるみたいだから、
頭を冷やして10分で戻ってくるからね」とか、
「悪いけど、タイム。あとでもう一度話そう」
と言えばいいのです。
「子どもの『くじけない心』を育てる本」
