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「古の道を執れ(老子14章)」
なぜ男は女を支配下に置きたがるのか

昔ながらの生き方を学んで取りいれることが、
今日をよく生きるために、すごく参考になる。
現代は、ラップタイムをあげて、一分でも二分でも、
他人よりも早く仕事を片づけなくてはならない場合が多い。
「ぐずぐずするな!早くやれ」こんな言葉が、
あっちにもこっちにもひろがっている。


時間を無駄に使わず、人に先んじて
能率をどんどんあげていく生き方は、
なんの批判も受けることではあるまい。
が、「古の道」は、「早く」ではなく、
「ゆっくり落ち着いて」であった。
人より一歩早く出ることではなく、
ゆっくり落ちついて一歩を譲ることであった。

一歩を譲るを高しとなす

人の世を生きていくには、
相手に一歩を譲る心がけをもつことが尊いという。
東京のホテルのエレベーターではよく外人に出会うが、
必ず「ファースト・プリーズ」と申し上げる。
どの外人も、満面に笑みをたたえて「サンキュー」と答えてくれる。


「老子・荘子の言葉100選」より抜粋
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22:26, Wednesday, Mar 18, 2015 ¦ 固定リンク ¦ 携帯