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「ウォータークリーニングって何?」2/19(月)
ウォータークリーニングとは?


ドライクリーニングとは、
皮脂等の油性やススやホコリ等の不溶性の汚れ落としに強く、
衣類が型崩れせず、手間もコストもそんなにかからないので、
クリーニングではとても重宝されています。


しかし、デメリットもあります。
大気汚染や土壌汚染の問題があります。
ドライの乾燥不足は皮膚やけどを起します。
ドライ溶剤の管理不足は逆汚染で逆に衣類を汚し臭います。
そして、決定的なのは、汗やアンモニア等が落ちません。
汗抜きドライというのもありますが、
試してみましたがやっぱり水洗いのようには
パッとしません。


高温多湿の風呂好き、
キレイ好きなのが日本人です。
が、しかし、ほとんどの消費者はドライクリーニングでジャケットや
ワンピースの汗やパンツのおしっこのアンモニア・タンパク質・糖分
が落ちていないことを知りません。


私は個人的に、匂いフェチなので、
溶剤管理の悪いドライの場合、微妙に臭ってくるあの独特なドライ臭
や異臭はたまらないのです。


また、ジャケットの首回りや脇の汗が落ちていないとか、
パンツのおしっこが落ちてないというのは論外、
とてもバッチクて気持ち悪いのです。


さて、
ここからは「ウォータークリーニング」のお話です。


「ウォータークリーニング」を
ストレートに訳すと「水洗いクリーニング」です。
ドライから水に転換した10年は、ほぼそれでやってきました。
10年間、水洗いのみでやってきた経験と自信は大きいです。


しかし10年を過ぎ、様々な高級衣類に対応するために
汚れ具合、繊維素材、色彩、ファッション性、ディテール等衣類の
状態を見極めて、汗等を落とすための水洗いを核として、
場合によってはドライも使うし、多種多様な洗浄方法やケア方法を用い、
最適な復元を目指すのが「ウォータークリーニング」に
変化進化してきました。


一般的な事例として、ウールのスーツを
「ウォータークリーニング」で洗う場合、まず首回り・脇・袖口の汗や
皮脂汚れを前処理の中性洗剤で落とします。


次に環境に優しい「シリコーンドライ」で全体の油汚れ落とし、
次に衣類洗いに最適な粒子の細かい「クラスタルウォーター」と
微細な泡の「マイクロバブル」で型崩れしないように
優しく柔らかく水洗いしていきます。


この場合、洗剤はドイツでN01のおしゃれ着洗い
洗剤ヘンケルのパーウル「ブラック&ダーク」。
そして、消臭抗菌は、爽やかな香りを提供してくれる
ドイツでN01の消臭抗菌剤バーシル「ハイジーン」です。


ブランドの衣類はランドレスを各種セレクトして使用しています。
このあたりは趣味と実益を兼ねていますので、
どうしてもこだわってコストがかかります。


その後、乾燥したスーツは縫製工場用のパーツマシーンと
職人のハンドプレスで仕上げられていきますので結構な
手間と時間がかかります。


「今よりももっと良く」。あの羽生結弦くんには遠く及ばなくても、
この進化クセに終わりはないと思っています。


会報に入れるために「ウォータクリーニングとは?」を書いて見ました。


18:00, Monday, Feb 19, 2018 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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