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「想定台風19号の怖さ」10/8(火)
今週の土曜から日曜にかけてのシミュレーション。


 さて今週末に東海道に沿って縦断する超巨大台風19号です。
風速40m/sの地域は長期停電があると覚悟いたしましょう。
 台風の予想には定評のあるECMWF(ヨーロッパ中期予報
センター)の計算結果です。
 紫色〜青紫が風速40m/s以上ですので、この地域が長期
停電と覚悟するべき地域です。

20191008a
 今週土曜12日の深夜23時です。
 紀伊半島の西側沿岸。大阪、堺、泉佐野、和歌山、御坊、
田辺などの沿岸沿いが青紫です。おそらくここがまず長期
停電となります。
 そして特に急斜面の山間部は土砂崩れなどで停電だけ
でなく、道路が遮断され復旧に数週間かかることとなるでし
ょう。

20191008b
 また紀伊半島東部から駿河湾の地域。志摩、伊勢、松坂
、津、四日市、美浜、西尾、田原、豊橋、浜松も青紫(40m/
s以上)ですから長期停電地域となると考えられます。
 これらの地域の方々は翌朝まで暴風が続きます。
 風速40m/s以上ですから、屋根が飛んでいった家の中で
ずぶ濡れになりながら真っ暗な中過ごすことなる方も少なく
ないことでしょう。

20191008c
 日付が変わって13日日曜の午前3時です。
 知多、美浜、西尾、田原、豊橋、浜松が暴風停電のまま
袋井、牧之原も青紫の長期停電地域に加わります。

20191008d
 夜が明けて13日日曜の午前7時。
 美浜、田原、浜松、袋井、牧之原が停電地域のまま伊豆
半島下田、三浦半島の横須賀、横浜、東京23区、館山も長
期停電地域となります。
 夜が明けていますが、これらの地域は電気が使えなくなり
ます。
 房総半島南部でブルーシートの応急処置であった家屋の
多くは再び吹き飛ばされることになるでしょう。悲しいです。

20191008e
 13日午前10時。
 横須賀、横浜、東京23区、市川が3時間以上も40m/sに
晒されることになります。人口密集地であるため、停電だけで
はなく、建物倒壊による死傷者が続出する危険性があります。
 この地域だけでなく、東海道地域で、数時間青紫であった
地域の木造住宅の屋根は吹き飛ぶと想定するべきです。
 房総半島も南部の館山だけでなく、東海岸の銚子まで再び
長期停電地域となります。

20191008f
 13日午前12時。
 ようやく風速40m/s地域は日本から外れます。しかしオレン
ジ色の25m/s地域でも半数停電ですから、銚子〜いわき〜
仙台も地域によっては停電となります。


 伊勢〜名古屋〜浜松〜伊豆半島〜三浦半島〜東京湾も
依然として風速25m/s地域ですから、お昼になっても、外出
できるレベルではありません。


南房総で起きたことを、今度は東海道の人たちが体験する。

 木造戸建ての方は屋根が吹き飛ぶ想定。といっても出来
る準備は腹を括ることしか出来ないかもしれませんが。
 停電の真っ暗闇の中、ゴオオという空からの轟音とともに
家が揺れたかと思うと、ベリベリっという音で屋根が吹き飛び
ます。あるいは近所から飛ばされた看板や屋根が窓ガラス
にあたりガッシャンという音とともに、部屋がガラスと雨水だ
らけになる家も数多いことでしょう。


 特に東海地方は停電の中、風速40m/sを一晩中体験す
ることとなります。屋根が吹き飛び、ガラス窓が割れた家の
中、夜が明けるまで暴風は荒れ狂い続けます。ゴゴゴ。ゴゴ
ゴ。ドンドンドン。ベキベキ。ゴゴゴ。ゴゴゴ。
 今回は日本人の約半分の人口が住む東海道ベガロポリス
沿いに風速40m/sが吹き荒れます。日本の人口の半分の方
が、自然とは畏れるべきものだと改めて心底から感じること
になるでしょう。
 

今回は日本人の半分は一週間の停電の備えを。

 鉄骨マンションの方はまだマシでありますが、青紫地域では
停電が一週間は続く想定です。
 夜が明けても買い物に行くことは困難です。信号がついて
いないだけでなく、道路には様々な残骸が飛び散っているた
め、自動車が使えないからです。


 首都圏でも翌日月曜1日で鉄道が復旧するのは困難です。
連休明けもしばらくは通勤が困難な人が数多く出ることでしょ
う。都内の木造密集世帯は210万戸ですから、その10分の
1の住宅の屋根や瓦が飛んだとして、20万戸の住宅が被害
に合います。屋根の修理どころか、応急処置のブルーシート
でさえ入手困難となるでしょう。


 そもそも大阪から千葉にかけての太平洋ベルト地帯の木造
家屋が軒並み屋根が吹き飛んでいる状態でありますから。
ブルーシートが入手できるお宅は幸運です。多くの木造住宅
はブルーシートさえ入手できず、これから年末の間、雨が降る
たびに屋内が濡れます。おそらく数十万戸の木造住宅が柱や
天井の腐食により建て替えを余儀なくすることでしょう。


 今回は東海道交通網に沿って大打撃を受けるため、支援
物資の運搬も困難となるでしょう。房総半島南部の方々が体
験した災厄を、今度は東海道の太平洋ベルトで暮らしている
人達が体験することとなるかの如くです。


 まず電気が普及すること。そして応急処置ででも屋根が修
復できること。被災地が広大すぎるので、年内は不便な暮らし
をする人が数百万人にのぼるでしょう。


今回の台風は始まりという覚悟を。

 日本の国力を総動員して、人々の応急生活を一ヶ月で何
とかしたとして、産業の復旧は更に酷いこととなります。東海
道新幹線沿いの太平洋ベルト地帯を根こそぎ吹き飛ばされま
したから。被害が産業の裾野広く打撃を受けるため、日本の
製造業が復興するには年内は難しいかもしれません。


 消費増税を実施して約2週間で、まさか台風によって自国
からリーマンショック級が起きるとは政権も想定していなかっ
たことでしょう。しくしく。


 そして我々が警戒すべきことは、海水温がまだ高いため、
年内あと1回か2回は同様の台風を発生させることが出来る
ということです。 j~まるぞう備忘録~より転載

51eED6h4upL__AC_SY450_
ヤマハ EF900iSGB 0.85kVA 防音型インバーター発電機 をAmazonで
注文しておきました。カセットガス用の発電機です。

台風15号の時の停電経験を生かしてやるべきことや、備えて
おくことは分かっているのでしっかり準備しておかないといけません。

ただ・・・・・ひょっとすると「千葉が可愛そうすぎる」ので今回は右にスライスするかも?

12:16, Tuesday, Oct 08, 2019 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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