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2016年11月30日

「やるだけやって」11/30(水)
現在
洗いの4分の3が終わりました。


いよいよ
このブログを打ち終えたらラストスパートです。


洗ったジャケトに
一点一点「気」を入れて消臭抗菌
ハリ加工剤・光沢加工剤を噴霧しながら
人体整形乾燥機で形を決めていきます。


傍から見たら実に単純な作業ですが、
一点一点のジャケットの顔がそれぞれ違いますから
その顔を男前にしていくために「気」を入れながら
整形していきます。


もう、こういう場合は
我を忘れて集中していますので、
ちょっと休憩すると逆に疲れがドッと出ます。


よく長距離を走っていて途中休憩すると
もう走るのが凄く重くなる、そんな感じです。


考えてみれば
まったくクリーニングのことを知らなかった私が
先輩のまっちゃんに洗いを教えてもらい、政さんに人体の
掛け方を教えてもらい、それから自分なりに工夫しながらやってきて、
もう12年になります。


12年前に
小学校に入って今は高校を卒業して
ちょうど大学に入るぐらいです。


そうかあ・・・60歳で大学一年生かあ・・。


まだまだですね。


うちの祖父が
保険会社の代表を辞めて
得度と教師の資格を取得し
お寺に入って住職をスタートしたのが60歳です。
それからスタートして
20年間僧侶として走り続けました。


私の場合は、
父が亡くなり38歳の時に住職と保育園の園長に就任し、
やまっちが脳梗塞で倒れ48歳の時から不思議な因縁で
NCの代表代行を勤めることになりました。


で、
すぐに入って学んだのが洗い場です。
とにかく小学生のころから洗濯や掃除が好きで
近所の溝口商店に行ってはマメにザブやマイペット
を買ってきては洗濯したり掃除したりしてました。


多分、
両親よりも洗濯や掃除はマメでした。
というのも、うちのお母ちゃんはお嬢でしたから、
そんなことよりボボワールやヘッセを愛読し、
時間があれば写実的な絵を描く文学的な人でした。


だから、
どちらかというと、
掃除や洗濯や料理はあまり得意ではなかった。
その分、私が逆に面白がってマメにやってたような
気がします。


そういう因縁もあって、
洗い場は私にとってはとっても居心地の良い
どちらかというと昔から慣れ親しんでいた得意な分野
のような気がします。


大学時代も、
よく、けった(自転車)に乗って
近所のコインランドリーに行ってました。
好きだったですね、こういうのは。


また、
空手着を洗って
酸素系漂白して、
アイロンでプレスしてました。


だから、
今やっている仕事は
絶対量がムチャクチャあるのでほとほと疲れるけど、
飽きない。


結局、
洗ってキレイにすることが好きだから。
これは人体整形もそうですね。
ダラッとしたらジャケットがパリッとシャンとなって
蘇るわけですからすごく遣り甲斐があるし
気持ちいい。


おじいちゃんと同じような人生だと、
あと20年間私は洗い場に専念することになります。
当然、代表代行の仕事も行って。


あと20年間かあ・・・。
どうなってるんでしょうか?
このナチュラルクリーンは?


お寺も保育園の方も
まだ未熟ですが跡取がおりますので
何ら問題はありませんが、
このNCという会社ばかりは常に真剣勝負しているので
これからどうなっていくのか、未来は白紙なので
よくわかりません。


ただ、
これだけはハッキリ言えるのは
コツコツと手抜きせずに努力を継続してい行くしかない。
その実践が自分を、そして会社を必ず良き方向へと
導いてくれると信じています。


だからやるだけやって
後は仏さん任せです。
いつもそうだから。


さて、
ラストスパート行きます!


17:25, Wednesday, Nov 30, 2016 ¦