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「上には上がいる」12/29(金)
今日は直営店を回りながら、
正月用のお飾りやお花を持参しましたが、
行きかう車の多さに、やはり年の瀬の不思議な
感覚を覚えます。


大掃除も今年は一気にではなく
十二月に入って毎日三十分ずつ場所を決めて
毎日継続して行なったお蔭でとっても
キレイになりました。


明日は仕事納めですが、
君津本店の掃除をしてパートさんや派遣さん
たちは終了となります。


明後日の31日は、
まだ伊勢丹や三越等の店舗が営業しているので
スタッフたちの仕事は通常通りです。


君津工房には、
新たにジャケットの袖のブレス用である
インシームとアウトシームの機械を導入して試運転を
行なったり、故障した機械のパーツを変えたり
手入れを行って新しい年に備えます。


来年は、
日本橋三越本店のスタッフを充実させ
新たな体制づくりを行いますので改めて繁忙期には
真価を問われる年となります。


それまでに準備すること、
身心共にトレーニングしておくこと、
積極的に学び伝えていくことが山ほど
あります。


さて、
自分の成長、
会社の成長と進化の実感は、
「上には上がいる」ことを知ることです。
常に刺激を受けて不器用でも
負けずに上を目指そうと
することです。


「情熱大陸」を見ると、
「スゴイ人がいる」と、感動して気持ちが高揚します。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」に感動してやる気を
促されます。


これらの番組を見て心が高ぶるのは、
「もっと頑張ろう」と熱くなるのは、
上には上がいることを知るからです。


私は来年で61歳になりますが、
私の祖父は60歳でお寺に入寺して住職の道をスタートし、
亡くなる80歳までの20年間、まさに燃焼して歩み続けました。


私もこの会社の代表として
本格的に腹が括れたのが次男の充法が結婚し、
お寺を継承することを決めてくれたからです。


また、そのことに伴って、
子どもたちである甥の潤聖、長女の輝香が、
それぞれの役割を担うことを決めてくれたからです。


家族が一つのチームとなって、
お寺と保育園の運営を行いながら、
私は山田御夫婦より与えられた大役である
この会社の代表としての職務を全うしていくことに
専念できるようになっていきました。


それが60歳になってから・・・。


世の中は、
手間のかからないほう、かからないほうを
選ぶ風潮があります。


その中で、
手間のかかるほう、かかるほうを選ぶのが
私たちの仕事の流儀です、


それがモチベーションにつながる
からです。


手間のかからない効率的な方法を
選べば選ぶほど、単価も下がるし、モチベーションと
やる気は下がります。


手間のかかること、
費用対効果の悪いことをやることで、
やる気が湧き、いい仕事内容といい職場環境が
生まれてきます。


ただ、
そうなるには絶対に手を抜けませんから
徹底的に現場へ専念集中する必要が
あるのです。


祖父が経営者を辞めて60歳から住職をスタートさせ、
私も60歳で本格的に代表のスタートを切ったわけで、
何か、ポジションは逆ですが、やるべきことに対して
とても不思議な因縁を感じます。


今年も、
最後までしっかりやり切って
2017年を終えたいと思っています。

17:02, Friday, Dec 29, 2017 ¦ 固定リンク ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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