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2017年 8月6日

「原爆忌盂蘭盆会法要」8/6(日)
「語り部さんのお話inヒロシマ」より転載


私たちは、原子爆弾の恐ろしさを知るために実際に
被害にあった人の話を聞いてきました。


いろんな出来事を語ってくれるので
ここでは「語り部さん」とお呼びします。


語り部さんの話の中で、
印象に残った3つの話を紹介します。


人の骨を飲む

ひとつ目は、
原爆が落とされて病気になった人が飲んでいた薬のことです。


「はだしのゲン」という本で、
人の骨を砕いて粉にして飲んでいたということが、
書いてありました。私は、このことは本当か疑問に思っていました。


でも、語り部さんのお話を聞いて、
それは本当だと言うことがわかりました。


なぜ、人の骨を砕いて飲んでいたのかというと、
「人の骨を砕いて飲めば病気が治る」
と思って薬の変わりに飲んでいたそうです

〜感想〜

私は薬のことをきいて、
薬がなくても何とか生き延びるために、
自分で薬を作って飲んでいたと
いうことは「生きたい」という気持ちがあったからこそ
することだと思います。


だから、
命を無駄にしないで「今」を一生懸命生きていたんだと思います。


黒い雨

ふたつ目は、黒い雨のことです。 


黒い雨というのは、
原子爆弾の影響でできた雨のことです。


黒い雨は、
原爆の煙や放射能の影響でできて真っ白な服は、
すぐに真っ黒になるそうです。
そのときは風がふいていたので広い範囲にふりました。


さだこという人も2歳のときに黒い雨にあたり、
小学6年生のときに病気にかかり亡くなってしまいました。


このようにたくさんの人たちが原爆によって奪われてしまいました。


だから、
その人たちのためにも平和を祈りましょう。


原子爆弾の威力

3つ目は、原子爆弾の威力のことです。


原子爆弾には、放射線5%、残留放射能10%、
熱線35%、爆風50%の威力があります。


原子爆弾は、すごい威力だと思いました。


だから、もうこのような爆弾は作ってほしくないです。


 〜私たちの願い・語り部さんの願い〜

私たちの願いは、
「もう、戦争は、やめよう。」
たくさんの尊い命が奪われるから。


たくさんの人々が、悲しむから。 


「もう、たくさんの命を、うしないたくない」ことが、私たちの願いです。


語り部さんの願いは、もちろん私たちといっしょで、


「戦争は、絶対にやめよう。」


「核兵器を作るのは、やめよう。」 


「もう、私のように母を、失い父を、
失い兄を失い家族を、失う戦争はやめよう。」


たくさんの人々が、悲しむから。


これは、語り部さんの願いです。


私たちは、語り部さんから、
たくさん平和の大切さを学びました。


そして、この世界には平和という言葉は、
私たち人間にとって命と同じぐらい大切だということ
私たちは、語り部さんに教えていただきました。
                        転載終了

今日は長松寺の「原爆忌盂蘭盆会法要」でした。


私はギックリ腰で千葉に残りましたが、スタッフたちは
広島に行って法要に参加してくれました。


来年は、
語り部の方に来ていただいて、あらためて平和の尊さを
実感してもらいたと思っています。


生々しい話を聞ければ、いかにこの平和な時代に恵まれ
生かされていることが理屈抜きで分かりますし、また、これから
考えられる北朝鮮の脅威と、今、自分たちが意識して生活することや
やっておかなければならないことが見えてきます。


今日はお疲れさまでした。                

18:29, Sunday, Aug 06, 2017 ¦