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「バッグのシミ抜き」12/11(:月)
今日の早朝ミィーテングのテーマは「スピード」。


仕事で一番大切なのは
「仕事のクオリティ」=「正確さ」×「スピード」です。


特にスピード。


私は洗い場を担当していますが、
前日の準備をしっかり行い(正確さにつながる)、
当日は早朝からスピードを上げて洗っていきます。


人間って、スピードを上げようと思って行動した時、
潜在能力が引き出せていけます。


潜在能力を押さえ込んでるのは理性です。
理性とは、思い込みや先入観や固定観念です。


こういったものを取り除くと、
それまで眠っていた人間の潜在能力がどんどん
噴出してきます。


潜在能力を外に噴き出すためには、
先入観が働かないようにする。


つまり、
先入観は、スピードによって取り除かれます。


うちの場合、
圧倒的にブランド物が多い。
また、繊細なオートクチュール物も多い。


だからいつの間にか、丁寧にやるということが、
ゆっくりやるということに勘違いしてきています。


今日はそのことをはっきり伝えて、
それぞれの一時間のノルマを以前の120パーセントに設定
しました。


固定化するとダメです。


まだまだ、私の力はこんなもんじゃない・・でやっていかないと。

・・・・・・・・・・・・・

さて、「父さん、○○さんからこんなの頼まれたんだけど・・」と坊守(妻)。
お寺の御近所の○○さんから預かったデニム風のシミ付バッグ。
「ああ○○さんかあ、保育園の理事もやってもらっとるし、サービス
せんといかんやろ」ということで、バッグの染み抜きとウォータークリーニング
工程です。

P1150863
これがお預かりしたご近所さんのバック。

P1150865
背中の部分に古いシミがあります。

P1150866
シミ部分を拡大します。黒っぽい茶色だから
コーヒーか?紅茶か#ぁぁ?
まあ、飲み物であることは間違いない。

P1150867
何がついているのか分かりませんので、油性と水性処理を行います。

P1150868
シミ部分変化なし。
う~~~~ん、やっぱり漂白かあ・・・・・。

P1150869
当たりです。シミが薄くなってきています。
この時気をつけないといけないのは、やり過ぎてデニムっぽい生地が
白化すること。そうなると染色補正しなくてはいけませんので気を使って
少しずつ、少しずつ。

P1150870
部分漂白終了。

P1150871
次に特殊な洗剤をつけてブラシでゴシゴシ生地の奥の汚れを根こそぎ
一気に落とします。

P1150872
どうでしょうか?キレイになったでしょ。

P1150873
シミの部分もキレイになりました。
後はクラスタルウォーターでジャブジャブ洗って、
形を整え乾燥させ、その後きっちりハンドプレスして
出来上がりです。

ちなみに所要時間スピードで一気に1時間。
基本料金1.1000円。シミ抜き料金6.000円。
計17.000円です。が、ご近所なので、まっ今回はいいかぁ。太っ腹。

そしてもう一つ預かったのが、
カビカビだらけのレザーのコート。臭いがスゴイです。
このレザーコートはテレビでお馴染みザブザブの水洗いからスタート。


※房総ファミリア効果なのか、地元の入荷がメチャクチャ多いいです。
洗い場は早朝の4時から午後7時まで休憩入れて13時間洗いっぱなし。
スーツが多い。バンツも多い。嬉しい悲鳴です。疲れるけどぉぉ・・。

06:47, Monday, Dec 11, 2017 ¦ 固定リンク ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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