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2016年10月6日

「答える」10/6(木)
某雑誌からの質問回答

伊勢丹新宿店メンズ館
ウォータークリーニングについて

●2007年10月オープン 
(10〜12月売上 350万円) 

●2009年売上 5.300万円 
伊勢丹新宿店メンズ館8階の
リニューアルに伴って8階のコンセプト
「男のレジデンス(住居)」に「僕しか知らないクリ
ーニング屋さん」として開設。


伊勢丹新宿店メンズ館の
限定されたお客様たちがご利用される隠れ家的な
「特別なお店」として一切の告知なく(伊勢丹のHPにも
あえて記載なし)オープンした(現在もそれはing)。
 

当初3年間は
顧客からのクリーニング品を預かるというよりは、
伊勢丹内スタッフからのハイブランドのケア相談やクレ
ーム品の復元依頼が多く、そういった多様な案件にはすべ
て対応した。


その結果、
スタッフからは
ケアのプロフェッショナルとしての高評価を得、
伊勢丹内各ショップからの御紹介者が年々増加していった。
 

そして、
オープンより7年後ぐらいの2013年ぐらいから、
マスコミや雑誌の取材によって全国からの問い合わせが増加し、
伊勢丹新宿店ウォータークリーニングは全国から品物を
受けるようになっていく。(現在、メンズ館は自社の
コンセプトを守るためマスコミ等の取材を
一切受けついていない。)

 
・顧客は
オープンからのリピーター客が4割〜5割。

・特徴としては
衣替えの季節の変わり目には、リピーターのお
客様のクローゼットにある大量の保管預かりの
品物の持ち込みが多い。

・最近の特徴として
顧客層としてオープンの時は40〜60代のセレブ層が
圧倒的に多かったが、今は20代〜40代のサラリーマン層や
若いOLが多く、品物はダウンやスーツが多い。
また品物の質として
昔はゼニアとかダンヒルやベルベストのような
オーダーブランド物であったが、
現在はディオールやイブサンローラン等のクリエーターブランドが
数多くなった。

●2015年売上 7.400万円

●2016年現在(9月末)売上 6.600万円(2016年予測
  8.400万円)

●2020年 売上目標1億。


日本橋三越本店ウォータークリーニング

●2008年10月スタート (10月〜12月売上 48万円)
経過は伊勢丹新宿店メンズ館ウォータークリーニングとほぼ同じ。

●2010年 480万円

●2015年   1.800万円

●2016年現在(9月末) 1.400万 
(2016年予測 1.900万円)
※日本橋エリア開発によって
顧客層がメンズ館と同じように若返り化している。
さらに2020年の三越本店ニューアルに向けて、
本社より月2回の専門技術者によりスタッフ研修・顧客
クリーニング相談会によって
伊勢丹新宿店メンズ館化を目指そうとしている。


●2020年売上目標 3.000万円

◎両デパートの目標達成や
全体目標達成のため、技術者・オペーレーションスタッフ・
フロントスタッフを増加育成している。


今後の傾向と対策 

・クリーニングチケット券やギフト券の販売スタイルの構築。

・顧客ニーズに応えた
クオリティの高いスピード化(10日対応)。
当たり前のことだが、回転率が高くなればなるほど
売り上げは伸びている。
但し、クオリティは落とさないことが絶対条件。


・防水・防寒対策としての
表面加工の商品が増えていく中で、
そういった特殊加工に対してのニーズが
大きくなってきている。
(マッキントッシュ・ゴアテックス・
ロロピアーナとかアクアスキュ―タムの
アクアファイブの防水システム・気密性の高い
水沢ダウン等)以上のような
特殊加工品の入荷が多くなってきた。


・取り扱い表示が変更になり
職業用のウェットクリーニング表示が
追加されるので、その表示の商品をクリーニング店に
水洗いを依頼されることが多くなる。
クリーニング店でもちゃんと水洗いがで
きないところではないと対応できない。
うちの場合は、全製品水洗いの経験があるので
まったく問題ない。


とまあ、
こういう現実は一気に書き上げます。
デパートは時期がくれば、力を入れていつでも
売り出す可能性は体制あるのだと思います。
課題はうちのキャパ次第です。
それさえしっかりすれば売上3億も夢ではない。


この3億というのは、
あくまで目安です。
みんなが楽しく頑張れるための。


はっきり言いますが、
現状分析して、問題点を見つけ出し、反省し、解決へ向かう、
という従来の進め方は、強い人たちならいいんだけど、
弱いと、どうしてもあら捜しの攻め合いになるので、
私はあまりお勧めしない。


かといって、
和気あいあいとだらだら仕事をやったのでは、
本当の楽しさは得ることができない。
知恵を出し、工夫をしまくり、どんなあほらしいことでも
徹底的にやり切っていくことによって、
心の底から楽しさが湧いてくるもの。
そのための法子さんのサポ−トだってこと。


会社の本当の成長は、
規模が大きくなることではない。
スタッフたちがより本当の意味で楽しく、
お客さんたちがより楽しく豊かに、
会社に関係する人たちがより心豊かで楽しくなるような会社に
することです。それは最大の楽しみになるからです。


精密な計算管理をして、詳しく分析して現状把握をしたところで、
やたら忙しくなって、ギスギスするばかりで、売り上げが上がる
わけではない。良心に従ったうえでの「どんぶり勘定」で楽しく
やれば、そのほうがはるかに売り上げが上がる。
もちろん、基本は手を抜いてはいけませんけどね。


お互いが責め合うのではなく
お互いの弱点を楽しくリカバリィできるようになったら
夢ではないです、3億は。


そういえば、
あるテーラーさんが
「専門技術で上のクリーニング屋サンは
他にもあるかもしれませんが、何かトラブルが起こった時、
親身で誠実に対応してくれるクリーニング会社は絶対に
ここしかありません」と言われたことがあります。


ご縁のあるお客様たちには
「安心」と「信頼」と「楽しさ」をお届けしたいです。


※明日はお昼から広島に帰って保育園の園内研修です。
元気が一番!しっかりコアトレーニング教えてきます。

10:22, Thursday, Oct 06, 2016 ¦


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