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2016年 3月19日

「柔軟は長期戦」3/19(土)
≪空手が上達する練習メニュー≫より転載

1. 柔軟の意義

柔軟(ストレッチ)は筋肉を温め、柔らかくする効果があります。
柔らかい筋肉はしなやかな動作を生みます。
自分は体が硬いから、痛いから、と初めから諦めて柔軟を軽
視する人は、空手はおろかあらゆる武道・スポーツは上達しま
せん。

かかと落としで有名なアンディ・フグ選手(Andy Hug、1964年9
月7日 %uE28093 2000年8月24日)は体が硬かったそうですが、
稽古前の柔軟に1時間かけたと言います。

その結果あのように脚を上げることができたのでしょう。脚を
上げるためには筋力も必要ですが、いくら筋力があったとして
も筋肉の柔軟性が不可欠です。

ここではその方法をいくつかご紹介します。


2. 柔軟の方法

日々の柔軟運動としては開脚をしておくと良いです。お風呂
上りなどの体が温まった時に、脚をできるだけ広げます。

痛くなったらとりあえずそのまま止めましょう。この方法では
息は止めないで、勢いや反動をつけるのも禁止です。

勢いをつけると確かに一瞬伸びますが、柔軟性を高めること
にはならないのです。

ゆっくりと息を吐いて、痛くなって止めた箇所からさらに広げ
ていきます。硬い人なら1日に5〜10センチ開けば良いでし
ょう。

中には90度でも股関節が痛くなる人がいますから、ゆっくり
長期戦で臨んでください。
開脚柔軟の際、足首は立てて、足指を返したり、足刀を作っ
たりすると足先の訓練になります。
開脚が約180度できるようになったら、次は上体を倒してい
きます。
初めは肘をついた状態で何分か静止してゆっくり伸ばしてい
きます。

毎日少しずつ上体を倒していき、胸を床に付かせることを目
標とします。その状態で10秒以上静止できたらOKです。


3. 股関節の柔軟

あぐらをかき、足の裏を付けます。この時点で非常に痛い人
が出てくると思います。
膝が上がっていると思いますので、足の裏を付けたまま膝を
床に付けましょう。
これは膝を揺するようにしながら20セット位できたら良いと思
います。


4. 腰の柔軟

長座体前屈をイメージして下さい。脚をまっすぐ投げ出して床
に座り、足首を立て、つま先を掴めるようにします。

ここでも息を止めないように、吐きながら行ってください。つま
先が無理な人は、足の横を掴むことを目標にします。


5. 上半身の柔軟

上半身は攻撃のためだけではなく、防御のための柔軟性を養
う必要があります。柔軟性のある体は怪我をしにくく、攻撃をよ
けられる利点があります。

1. 肩の柔軟

手を組み、ひっくり返して伸びをするようなイメージで前に、後ろ
に、上に伸ばします。
伸ばし過ぎると痛めますので注意が必要です。息を吐きながら、
10秒ほど数えましょう。


2. 首の柔軟

頭を前に倒し、後頭部に手を組んでゆっくりと重さをかけていき
ます。
同じ要領で左右、後ろも行いましょう。


6. おわりに

ここでご紹介した柔軟の方法はごく一部です。空手の技を上達す
る上で柔軟性が大事だということは先にも述べましたが、あらゆ
る関節・筋肉の柔軟性を保つ必要があります。
日々こつこつと行うことが重要です。
また、試合や審査などの前に入念に柔軟を行いウォーミングアッ
プしておくと普段の力が出しやすくなります。

また、稽古前には稽古で行うからと柔軟運動をおろそかにしては
いけません。
稽古する体を作って稽古に臨むのが、教えを請う側の礼儀と心
得ましょう。
体は個人差こそあれ訓練すれば必ず柔軟性がつきます。長期戦
で臨みましょう。
                     転載終了

今日も空手の話になってしまいます。

現在とても意識が向いているのが以上の柔軟。
やりはじめから比べれば全員ずいぶん柔らかくなりましたが、や
はりまだまた゛固いです。

日々少しずつですがコツコツとこの柔軟ストレッチに時間を取っ
ています。

少しずつ少しずつ柔らかく。柔軟はあきらめず長期戦ですね。
三戦法、前屈法、猫足、受け、突き、そして今日は関節蹴りと横
蹴上と足刀蹴り(蹴こみ)の稽古です。

コツコツとまず技のいろはを覚えながら、いかに柔軟が大切な
のかみんな身にしみています。それでは。

18:57, Saturday, Mar 19, 2016 ¦ ¦ コメント(0)