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2018年 3月10日

「今日やれることをやっておく」3/10(土)
「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」


 浄土真宗の開祖、親鸞聖人がまだ若松麿だったころ。
その幼名を捨て、9歳で得度したときに詠んだ歌であす。


 幼くして父母を亡くした若松麿が出家を願い出、剃髪
しようとしたそのとき、いたいけな姿を見守る周囲の一人が
「時間も遅いし明日にしてはどうか」という言葉に対する返答
でした。


「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」


明日もまだ咲いていると思っている桜も、夜中に嵐が来て散って
しまうかもしれない。


「人の心はいつ変わるとも知れず、せっかくの決意も一夜で霧消
してしまうかもしれません。どうぞ情けはお捨てになって、髪を剃
ってください」


9歳とは思えない覚悟です。


「明日でいい」と思っていたら、機を逃してしまったということはよくある
こと。


先延ばしすることで、そのときの気持ちは薄れていきます。


「明日」は「いつか」になり、「いつか」は「永遠に」…ということもあります。


思い立ったが吉日。 

良いことも悪いこともその日のうちに。

だからこそ、新しい明日がある。


「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」という、
ガンジーの言葉が甦ります。


だから今、だから明日に伸ばさず今日やれることをやっておく。


明日も頑張りましょう。


※先週、思い切って道を訪ねながら伺った埼玉の
みっちゃんの奥さんから、沢山の仏書が届いたことの連絡と、
さっそくその日から仏参をはじめたとの嬉しいご連絡がありました。
よかったです。人間としての原点に戻ってご家族で
感謝のスタートが切れたことが・・。間に合ったって感じです。
やれることをやったら、後は仏さまやご先祖様に
お任せするばかりです。

17:17, Saturday, Mar 10, 2018 ¦ ¦ コメント(0)