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2018年 8月16日

「無償の愛と我執の愛」8/16(木)
今日の朝礼では全員に改めて
「盂蘭盆会」「目連尊者の親孝行物語」をお話ししました。


何度話しても新鮮なんだね。


みんな真剣に頷きながらお話を聞いてくれます。


このお話の中から学ばせてもらうことは「親子の本能的な愛」「私的な愛」
の危険性と「無償の愛」「菩薩的な公的な愛」の必要性です。


「あんたのためよ」と言いながら、
結局それは我執の自己愛であったりするわけで、
そういう執着の強い自分に気づくということなんだよ、気づかないと
結局人を裁いてしまうんだよ、というお話しでした。


まあ、話が長くなるので
今日はここで盂蘭盆会の話は終わりにしますが、
仏教の言う慈悲とは「良いことをして忘れること」なのです。


これができない。実に難しい。


良いことをしたらしっかり覚えていて、
そのお返しが相手からないとボロカスですからね。


それぐらい善とか愛とかといものは難しい。


無償の愛とはこういうことなんだよと、2歳のぼうやを探し当てた
ボランティアのおばたのおじちゃんが今回ばっかりはしっかり自分の姿を通して
教えてくれました。


あそこまで徹底してないとすべては愛もどきなんだと。


本当にあのおばたのおじちゃんが教えてくれました。


強い情熱とともに。


どれだけ多くの人がそのことにはっと気づいたか。


スゴイよね、お地蔵さんだねあのおじちゃんは。

18:23, Thursday, Aug 16, 2018 ¦ ¦ コメント(0)