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料金的に高いと思うのですが?
確かに、一般のクリーニングに比べると高いですが、これまで、多くのショップの方や、お客様が、工房を見学され、一点一点商品を扱い、手間をかけて仕上げる様子をご覧になって、逆に料金は内容に比べて安いという感想を持たれます。クリーニングに限らず、ジャケットでも靴でも、工程を重ねて丹念に作りこまれたものは相応の価格になっています。また、気に入った衣類を、きれいに長く着れることを考えれば、高くはないと思います。
スーツはあまりクリーニングに出さない方がいいと聞いているのですが?
汗や汚れがスーツに付いたままになることは、生地をいため、臭いや変色の原因にもなりますから洗うことは必要です。ただ、スーツには作った人の意図するシルエットがありますから、それを再現できなければクリーニングしないほうがよいことになります。また、一度に大量に扱うクリーニングもスーツを傷めます。ですから、一点一点丁寧に扱い、デザインを理解して仕上げをおこなえば、ケアをしたほうがスーツは長く着られます。
水洗いとドライクリーニングの違いは?
ドライクリーニングは、水以外の溶剤で洗うことで、簡単に言うと石油などの油であらうことです。油で洗いますから、油性の汚れを落すのには適していますが、汗などの水溶性の汚れは取れません。衣類にとって、生地を傷めたり、変色、臭いの原因となるのは水溶性の汚れで、これを取るには水洗いが適しています。水は、ドライクリーニングの溶剤よりも繊維の中心まで浸透して、中から汚れを溶かし出してくれます。
靴、バッグの最適なケアは如何すればよいのか?
使い終わったら汚れや湿気をとること。ブラッシングや柔らかい布で拭いて、ほこりなどを取り、風通しの良いところに保管します。密閉したところに保管したままだと、革の一番の大敵のカビが生えてきますから、時々は風に当てます。そして、靴やバッグに新聞紙などを詰めて形を整えて保管することは、湿気を取り成型するのに良い方法です。 また、太陽光や蛍光灯などの紫外線によって色やけしますから、光が当たらないように通気性のある袋に入れておくのもよいです。そして、素材に合ったクリームなどを少量塗って、保湿してやることも必要です。
レザー製品はどんなものをケアに出されるお客様が多いですか?
レザージャケット、レザーコート、レザージャンバー、レザーパンツなどレザー衣類と、靴、バッグ、財布などレザー製品全般にケアに出していただいています。ブランドもエルメス、シャネルをはじめほとんどのものが入ってきます。
水洗いすると色落ちすることはないのか?
ウールのスーツなどは水で洗って色落ちすることはなく、全体に汚れが落ちて色が明るく感じることが多いです。また、素材によっては色落ちするものはありますが、これは水洗いに限らず、ドライクリーニングでも同様で、染色堅牢度の低い素材のシルクや麻の濃い色のものなどは色落ちしやすいです。色落ちを最小限に防ぐために色落ち防止剤を使ったり、洗いを短時間にするなどの工夫をしています。
ウォータークリーニングに適する素材、適さない素材とは?
繊維の種類については、ウールやカシミヤ、シルクなどの動物性繊維や、綿、麻などの植物繊維、テンセルなどの再生繊維、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維からレザーまですべての繊維をウォータークリーニングできます。
水で洗うことの特徴は、水のほうが、ドライクリーニングの溶剤に比べて、繊維の芯まで浸透し、汗をはじめとする水溶性の汚れを溶かし出すため、洗い上がりがさっぱりし、汚れの残りによる変色や臭いが起こりにくいということがあります。
ウォータークリーニングでは、クラスタルウォーターと呼ぶ特別な水と、マイクロバブルを用いて水洗いの汚れ落ちと素材の質感を高めています。
ほとんどの衣類が着用中に汗をかきますから、水での洗いを必要としていると言えますが、ご利用が一番多いのはスーツやジャケット、パンツです。
そして、食べ物のシミなどが付いて、後から変色したり、虫の害に会いやすいカシミヤなどのコート類も多く、春の衣替えの今の時期は、ドライクリーニング不可で水でしか洗えないマッキントッシュのコートや、ウォータークリーニングするとロフトが増してふんわりと仕上がるダウンジャンバーの入荷も目立ちます。
それからこれから夏にかけては、白いジャケットやブラウス、パンツなどが多くなります。
白い衣類は、水で洗わなければだんだんと黄ばんでいき、特に衿や脇などに黄ばみが目立ってきます。
そういった黄ばみが取れることでも喜ばれています。
水は、繊維に深く浸透して汚れを落とすのですが、逆に言えば、浸透することで繊維が膨らみ、形が崩れやすいことにもなります。
そのため、仕上がりまでの工程では、ドライクリーニングをする場合の5倍以上の手間を要し、パーツに合わせた機械プレスや細部のハンドプレスを組み合わせてシルエットを形成します。
この仕上がりの美しさでご利用いただいているお客様も多く、様々なブランドショップからもご支持をいただいています。
ただ、水に対する染色堅牢度が極端に弱いものや、製品化する前の縮絨加工が十分に施されておらず、水での収縮が激しいもの、表面の加工が水によって変化しやすい商品も実際にあります。
ウォータークリーニングでは、色止めや収縮防止の処置、また、様々な加工剤により、艶感などの復元もおこないますが、変化の程度があまりに大きいと思われる衣類は、水での丸洗いはおこなわず、汗の付着している部分を水できれいにして、ドライクリーニングを行う場合もあります。
また、着用頻度の極端に少ない衣類で、特に汗などもついておらす、デザイン性が高いものは、丸洗いは行わず、必要な所を部分的に汚れを取ったり、消臭、防虫などのケアをして、デザインをそのままに仕上げます。
以上のように、基本は水洗いですが、商品によっては、シリコーンドライを使用する場合もありますし、衿袖口の部分洗いなどその商品にとって最良の方法をとります。
お客様が出されるもので多いものを3つ。
それぞれについての仕上がり納期と料金の目安は?
年間を通して多いのはスーツ、ジャケット、パンツ。春の衣替えシーズンはコートも多く、ウール、カシミヤ、アンゴラなどの、獣毛素材や、綿コート、シルクのスプリングコートや、レザーコート、ファーコートなど多彩です。
また、MONCLERやDUVETICAのダウンジャンバーも集中して入荷します。
秋の衣替えになると、夏物の綿、麻のジャケットやパンツ、モヘアのスーツ、シルクや綿のブラウスやシャツ、ワンピースなどが多くなります。
料金は、スーツの基本料金が、6300円または8400円(料金は税込み価格)。
ブランドによって二段階に分かれており、番手が細くデザインも立体的で、シルエットを復元しにくいブランドが8400円の設定になっています。
また、エグゼクティブコースとして、すべてのポケットや背中心、脇縫い線を始め、袖口や袖のシームのしつけをして型崩れを最大限防いで洗うコースは、16800円の基本料金です。
コートは基本料金は7350円~。
素材や付属品などで、料金は変わります。
ダウンジャンバーは基本料金は6300円~。
こちらも、ファーなどの付属品が付くと料金が変わります。
レザーコートが21000円~。
ファーコートは45150円~。
こちらも、素材などで料金は変わります。
シミや汚れを落とす場合は、その料金が必要になります。
また、シミなどは、実際に試してみないと、どの程度まできれいにできるかがわからない場合もあるので、その時は、衣類を一旦お預かりして、見積になります。
仕上がりまでの納期は、一般衣類が通常2週間、衣替えなどで、入荷の多い時期は1ヶ月間いただくこともあります(但し至急でご入用の場合は対応いたします)。
レザー、ファー製品は1ヶ月が標準です。
洋服以外でウォータークリーニングできるアイテムは?
洋服以外で主なものは、靴、バッグなどのレザー製品と、着物です。どちらも、汚れを落とすだけでなく、染色も行います。
コートやスーツなどを個人で保管される時の注意点は?
かび、虫、変色を防ぐこと。それらについては、クリーニングのときに、防かび、防虫加工もできます。市販の防虫剤もありますが、気化するタイプのものが多いため、クローゼットや箪笥の開け閉めの際に空気が入れ替わって濃度が薄まって、効果が低くなる弱点があります。
クリーニングと同時に行う加工は繊維に直接効果をもたせるため、効果が一定です。
また、カビを防ぐには、密閉して蒸れる空間での保管は避けます。
ビニール袋をかぶせたままでの保管は、蒸れるため、カバーは外します。
ほこりを防ぐためにカバーをかけるなら、不織布や布製のカバーにします。
変色の原因の一つは光によるものです。
保管中に同じ部位に太陽光が当たったりすると、また、蛍光灯の光でも変色することがあります。
特に青系の色は変化しやすいので要注意です。
また、ストーブなどの排気ガスによる変色もあります。
それから、汚れが付いたままで保管すると、その汚れが酸化して変色します。
特に、汗や食べ物など水溶性の汚れが変色を招きますから、保管する前には、きれいにしておきます。
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ホームページ内の
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に工程ごとの写真や説明文がありますので、おわかりいただけると思います。
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