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「一人稽古2」5/7(土)夜
夕方近くになると
広島の道場で空手の指導を任せている結城から
必ずといっていほど稽古の指導内容に関しての
連絡が私に入ります。


彼は少年部時代、
中学生型試合では市や県の大会では
必ず優勝か準優勝していましたし、全国大会でも
団体型試合ではベスト4に入る優秀な選抜選手でも
ありました。


高校になったらサッカーをやりはじめ、
空手から遠のいていたのですが、私が25年ぶりに
会に復活するようになって、彼もまた空手に復帰し、
昨年末の一般部の段級審査では、空手道剛柔流泉武会覚心塾
総師範の鈴木覚塾長より次男の充法とともに
初段飛ばしの異例の弐段位の取得を許されました。


とにかく
少年部の3歳から中学3年生の12年間、
私がやった大学時代の稽古と同じように
徹底して剛柔流の基本を教え鍛えあげましたから、
鈴木塾長もその実力を認めての初段飛ばしの
異例な弐段位許可でした。


その彼が、
現在一般部の指導に当たってくれていますが、
大人たちが身に付けてしまった悪い基本のクセを直すのに
本当に根気よく指導してくれています。


これは
団体稽古の弊害ですね。
きちんとした指導者がいて
団体稽古をしていれば別なのですが、
自主サークルのような状態や、少年部の指導ばかりで自分たちの
稽古が疎かになっていた場合、
必ずこういった問題が出てきます。


一番困るのは、
そのことに本人たちが
あまり気づいてないということ。
人のことはよく見えても、
自分の事はなかなか見えていないのです。


結城は
県の代表選手でもありましたので、
やはり基本のクセの強さ等はどうしても
見逃すことができない。
まあ、やってる人間ならだれでもでしょうが。


で、いつも
「この部分なんですが、やってもやっても
なかなか・・、すぐもとに戻ります。
先生どう指導したらいいんでしょうか?」
と、事あるごとに私に問いかけてきます。


自分の稽古だけでは、
そこまで悩むことはなかったでしょうが、
人の問題を自分の問題として一生懸命考え悩むとき、
彼の本来持っているリーダーとしての資質が、あの少年部を
引っ張って行っていた昔の時のように、また大きく花開くように
なってきています。それが私は嬉しい。


さて、こちらの武道倶楽部は
まだ始めたばかりなので、「悪いクセをつけさせない」を
とっても意識して指導しています。


ただ、
性格が出てくるんですねぇ。
もはや、気がつけば「えぇっ!?」という悪いクセで
基本の三戦のしまりがなかったり、前屈で体を開いて
前蹴りを蹴ったりしています。
そのままいけば、広島と同じになってしまう。


ですから、
とにかく「???」と感じたら
すぐにストップかけては修正改善する。
この繰り返し。

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若い人たちと違って
こっちのメンバーは叔父さん叔母さんばっかりで
若い人たちの3倍も4倍も吸収する時間はかかりますが、
やる以上はきちんと指導したいので
クリーニングと一緒で手間暇かけてみんな頑張ってます。
基本的にみんな好きなんだと思いますよ、凛とした武道、空手が。

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稽古は
号令をかけての集団稽古ではなく、
一人ひとり自分で基本の名前を言って自身が自分に
号令をかけては淡々と一人稽古を行っていくスタイルで、
チェックして改善しては繰り返し繰り返し正しいフォーム
身に付けさせています。

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基本をそれぞれが評価し合い、修正し合う。
通常の何倍も時間はかかったとしても、
正しい基本を身に付けていけば、
確実に明るい未来が待ってますからね。

●武道倶楽部は明日Am6:00からは「三戦」の
「腹式・胸式・肩式の呼吸法」と「移動」「受け・突きの絞め」
の稽古を仏間で行います。

※金子さん、松本さん、気を使っていただいてありがとうございます。
森信三先生の道徳教育は素晴らしいと思っていますので是非読んで
下さい。龍城拳友会の教育の基本はそこにありましたし、これからも
ありますから。
そして、技術に関しては浦島太郎になってはいけませんので、子ども
たちも時間を見ては積極的に稽古につれてきてやって下さい。他の一
般部と同じように、先のことを見据えて、もう一度基本をやり直す指導
を徹底していきます。
また、私の意識がしっかり会に向きましたので、今まで以上に技の意味
や技の深い部分を教え稽古をさせていきますので、会はどんどん進化
変化しいくと思います。楽しみにして下さい。とにかく遅れないように、
やればやるほど古伝の深みにはまっていくと思いますよ。生涯武道を
めざします。これからもよろしくお願いします。

19:39, Saturday, May 07, 2016 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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