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「気持ち良い静寂の場」8/15(火)
昨日の夜はたくさんの若い人や子どもたちが、
灯篭の道である「ありがとうロード」を通ってお寺の本堂の前で
焼香・合掌していました。

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早朝、片付けに来ていた「ありがとうロード」発案者で
お寺の役員の川崎さんへ「昨夜はようけ来とりんさったよ」
と言うと、とっても喜ばれていました。


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そして
「わしは情で人を引っ張る寺じやなくて、法然院みたいに、
きれいじゃけえ、感じがいいけん、荘厳な感じするけん、みたいな
どっちかというと清浄な感覚を取り戻せる人の匂いのしない
神社のようなお寺の雰囲気がええ思うとる。」と言いましたら、
昨日の様子を聞いてやっとその意味を理解してくれました。

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川崎さんは熊本の出身で、浄土真宗のお寺といえばお盆や
法要には参道にたくさんのお店が並びとっても賑やかなもの
といった印象が強く、なかなか私が伝える「非日常的な静寂の
空間」という意味がなかなか理解できなかったのです。

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私は気が向いたら社宅のご近所にある掃除の行き届き誰も
いない小さなお堂にお参りさせてもらうのですが、そこは人の気配
のしない静寂な場であるから心落ち着くわけであって、行くたびに
どなたかが出てこられて話しかけられたらたまったものではありません。

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お説法や人と会話するのではなく、環境整備されたその場の美しさ
や清らかさによって誰の力を借りることなく個々の良心が目覚めていく
そういう場がこれからのお寺のあるべき姿だと私は思っています。

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だから、ただお参りされて合掌されて仏さんに頭を下げて帰られれば
それでええ。そこには一切の無理がない。実に自然な姿だけがある
わけです。

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なにより、お盆は自分に縁ある故人たちを思い出して上げる機会であ
れば良いなと思います。

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さて、今日は前々から「なかっちゃんに話しとかんといけん」と、言い続けてくだ
さっていた「さざ波幼稚園」の難波園長
の園にうかがって、午後3時30分の飛行機で千葉に帰ります。

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明日からは汗だく!の洗い場です。
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長松寺様

残暑お見舞い申し上げます。

先月突然の訪問にも関わらず丁寧な対応して下さいまして
厚く御礼申し上げます。

はじめて我家の菩提寺にふれ、
その品格、美しさに感動いたしました。

広島のお寺はどこも同じと思っておりましたが、
この志和の地に懐かしき父や祖父が生きておりましたら
この話をどんなにか喜んだ事でしょう。

四月に96歳の母を亡くし、
京都に分骨に参ったばかりですが、
その続きのお寺の感覚でした。

ありがとうございました。  S



お寺が発する派手さではない品格はとても大切だと思っています。
さて、今日の広島は朝から雨です。もし昨日が雨なら・・・。
ポイントはきっちり決めてくれますよねえ〜〜、さすがです。
ということで、伸ちゃんまた頼むで!

※写真は難波さんの園児数300人の「さざ波幼稚園・保育園」です。
園長であり一級建築士の難波さんがすべて設計しました。
とにかく天空の城ラピユタの世界です。
だからここは大人気、少々では入園できません。

07:12, Wednesday, Aug 15, 2018 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ トラックバック(0) ¦ 携帯

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