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2015年12月15日

「帰命してるな」12/15(火)
一般社団法人
日本アパレル・ファッション産業協会が
開設している「ドレスアップメン」というHPサイトに
≪ものづくりの現場・職人のこだわり≫動画に
「ウォータークリーニングのナチュラルクリーン」が掲載され、
日常の私たちの仕事に取り組む姿が放映されています。


その姿を見て
「ほんとうに歳取ったよなあ・・・」と実感しました。


肉体年齢は現在58歳。
しかし精神年齢は40そこそこのような気持ちですから、
自分が映し出される姿を見た時はため息が「はあ・・・・・」。


ただ、保育園の職員や坊守(妻)や長女の輝香は
「初めて知ったぁぁ、職人なんじゃねえ・・。カッコイイねえ」
とは言ってくれました。


なにより、輝香の「お父さんの頑張ってる姿を見て、
私も保育(真和保育園)頑張る!」は胸にグッときました。
そして仕事もお寺もさらに頑張らないとと、気合が入りました。


大谷光真前門主が書かれた「すくいとよろこび」の中に
「人まねでない人生を」と、あります。


これは、本当に依るべきものに依って、
誰にも代わってもらうことのできない、私ひとりの大切な人生を
歩んでいるかどうか、真剣に自分を振り返る必要があると、
書かれてあります。


親鸞聖人は、本当に依るべきものに依るということを、
「帰命」という言葉で表していらっしゃいます。


そしてこの「帰命」とは、阿弥陀さまのおこころに従って、
この人生を後悔なく強く明るく生き抜くということです。


もっと分かりやすく言えば、
二度とないこの人生を自分の持ち味を生かして
自分の「いのち」に嘘をつくことなく、
「今、ここ、私」を生き抜くということでしょう。


私は18年前、
千葉のナチュラルクリーンという会社の
山田社長ご夫婦と深いを持つこととなり、
それから8年後、今から10年前に山田社長が脳梗塞で倒れた後、
その会社の長として山田さんの意志を引き継ぐことになります。


深い縁を持った山田さんご夫婦は
長男の好法夫婦、次男の充法夫婦の仲人をお勤めて
下さいました。


お寺の住職がどうして広島から千葉に?
どうして坊さんがクリーニングを????
縁とは言葉で言い表されない実に不思議なものです。


その現在の姿がこの「ドレスアップメン」の中の
「ものづくりの現場・こだわりの職人」動画とし映し出されています。


その姿を見て、
頭の髪の毛は薄くなってるし、お腹もポッコリ出てきているし、
昔の若い時と比べれば確かに歳を取りました。


ただ、この動画を見た多くの人たちに言われたことが、
「皆さんの眼が輝いてますね」です。


その言葉を聞いて
「そうかみんな帰命してるんだ。自分のいのちの呼び声に
誠実に生きているんだ」と、とても嬉しく感じました。


確かに肉体年齢は歳とともに老いてはいきますが、
目の輝きは失うことはない。失いたくはない。
そうあれる自分が現在とても嬉しく感じました。


そしてあらためて、いつも導いてくださっている
阿弥陀さま、ご先祖さんたち、また、家族や多くの縁ある皆さんに
対して、「なんまんだぶつ、なんまんだぶつ」
自然と感謝の念仏が口から出ていました。


生かされて生きていることに感謝です。


18:39, Tuesday, Dec 15, 2015 ¦ ¦ コメント(1)