FAQ

よくあるご質問

マッキントシュコートの接着テープがはがれました。 修理は出来ますか?また、留意点はありますか?

このコートの特性として、防水性を増すために、縫い目から水が浸透しないように、縫製の代わりに天然ゴムのりによる接着を行っています。
着用状況や保管状況によって接着部分の寿命は変わってきますが、早いものですと3~4年で接着ボンドの劣化により、接合部分のテープがはがれてきます。
お客さまからの接着はがれ修理のご依頼は、はがれている箇所だけの修理となりますが、1箇所はがれているということは他の箇所も接着力が劣化してきているということをまずご理解下さい。
修理は、接着剤を着け貼り直しますが、劣化した接着剤が残っていると接着が弱くなる為、前の接着剤の除去をしてからの作業となります。
ただ、劣化した接着剤を完全に除去することは難しく、取りきれずに残る為、その上に新たに接着剤を付け直しても接着は弱いものとなります。
一時的に直ったとしても、再び着用時の摩擦等によりはがれてきます。また、全体にはがれやすくなっている為に、今回修理を行っていない部分もいずれはがれてきて、修理が必要になります。
従って、マッキントッシュのコートは、一回の修理で貼り直しが完了ではなく、これから先も、はがれて修理をすることの繰り返しになる特性を持っています。このことをよく御理解いただいたうえで修理に入らせて頂きます。