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2016年 4月21日

「これからです」4/21(木)
今回の流れの中で
一番感じたのが、「自分自身の未熟さ」です。

子どもたちが「強くて優しい人間」になる為には、
どうしたらよいのかと考えルールを作りを行いました。

今まで出来てないなかった基本の礼儀から築いていこうと
始動しましたが、結果は小学生全員の退会です。

子ども、保護者の方々に対して、初めから
指導内容や説明を十分に行い、間違った点・気付いた点を
流さず伝えることが出来ていればこういった流れにはならなかったと
感じています。

そういった意味で自分たちが招いた結果だと反省しています。

ただその中で、新しく入会した保育園児や
自分の意志で空手を続けたいと申しでた中高校生組がいます。

この子たちを龍城拳友会が目指す「強くて優しい人間」に
育てていけるように動いていきます。

その為に、自分の鍛錬を怠らず空手の練習に励む事は
もちろんですが、基本の礼儀(靴を並べる・挨拶・整理整頓掃除・
腰骨を立てる)を実践していき、自分自身が揺らがない軸を作って
いきます。

また、今後は子どもだけでなく保護者にも視野を広げていき、
自分たちの思いや子どもに感じることなど伝えるべき事は伝えて
いきます。

子ども・保護者・指導員が龍城拳友会の目指すものに
一体となって進んでいくためにも、自分自身が実践していきます。

                    龍城拳友会一般部 中田充法


みんな真面目でお人好です。


そして一生懸命子どもたちのことを考えている。
だけど「根回し」や「つかみ」や「つめ」や「信念」がまだまだ甘くて弱い。
「その時、その場で、感じた一言を」が言えなかった。
だから思い切って言ったら、「はあ???」って
一気に誤解されてしまう。


今回ほど「人がいいばっかりじゃあだめなんだ」って
実感したと思います。


日頃からのコミニュケーションや
自分の生き様から出る雰囲気で、
常に自分たちの理想の思いをゲップが出るくらい
保護者には伝え続けておかないと。


まあ、
それぞれが本気で理想に向って真剣に考え話し合い、
そして自分たちの中から湧き出てきた結論を相手にぶつけたけど
変に誤解というか、曲解され、結果的に退会者が相次いだ。


結城は、そうなると思っていたと言うけど、
みんなも内心はこうなるってわかっていたんではないか?
価値観の違いって、どうに噛み合うものではないから・・・。


だからこそ、
入会時には時間をかけていいから、
はっきりした会の「目的」や「心得」を伝えておかないと、
「そんなこと今さら言われても・・」って、こうなってしまう。


が、私は指導員たちが今回
経験したプロセスはとても大切だったし、
自分たちが足らない未熟な部分は大ショックと共によくよく分かった
と思うので、厳しいけどとってもよい経験をしてよかったと思う。


ただ、二度と同じ過ちを繰り返すことではないし、
とにかく今回の反省を生かしてこれからより具体的に
進んでいくことです。



私や山田ご夫婦が
理想に向ってこのNCのスタートを切ったとき、
およそ大半の人たちがこの会社を去っていって、
「こりゃあ、潰れるんじゃないか?」という一歩手前まで行ったわけで
(それでも得体の知れない自信があったけど)、それから、
まったく一から再度出直して理想に向って創り上げていったわけで、
まあ、そんなことを思うと、今回の出来事はとっても
小さな出来事です。お勉強です。


とにかく、
反省を生かすのならこれからの個々人の実践次第、
生きざま次第ですね。


そのために、
森信三先生の本は是非読んでもらいたい。
あなたたちに対してとってもリアルなメッセージのような本ですから。


また、これを機会に、より具体的な規約や会則を
つくります。


そして、
半日をかけて「龍城拳友会」の規約を具体的に作りました。
私がやっていた時はこんなものはいりませんでしたが、
今は昔とは時代が違います。


また、これがないと
大切なものを守ることもできません。



これから大切なものを守っていくためには、
こういったよりはっきりした規約が必要だと
書きながらあらためて実感していました。


※松本さんへ。
コメントありがとうございます。心中察します。
彼らからリアルな話を聞かせてもらいました。
私も正直ショックでした。


私もあなたと同じように退会者が数多く出てから
一日たりと拳友会のことが頭の中から離れたことはありません。
毎回、広島に帰るたびにお土産を買っていって、いつも喜んで
くれていた子どもたちのあの顔が見られなくななると思うと
とても寂しく、残念でした。


それだけ内心
今回の一件はとてもショックだったのです。
なぜ、あのような大きな問題に発展していくのか?
正直言って、理解できませんでした。
それは以下のような内容を、
よく結城には電話で相談されていたからです。


指導員たちは
本当にまじめで不器用な人間ばかりです。
決して月に二日休んだら段級審査を受けさせないぞぉ~と、
強圧的に脅したり、強引に申し出たつもりではないのです。


なんとか全員に一勝させてやりたい、
自信をつけさせてやりたい。
そのためにはどうしたらいいのかを、
彼らなりに真剣に考えたのです。


彼らから聞こえてきた言葉は、
稽古すればするほど少しずつ上手くなり、
「よしっ!いいぞ」と喜んでたら、休んでまたもとに戻ってる。
そんなことの繰り返し、この悪いループを
断ち切らない限り・・・どうにもならない。


そりゃあ、
地域の行事にも出してやりたい。
家族で旅行にも行かせてやりたい。
ただ、休んでほしくない。
また、もとに戻ってしまうから・・。


結局、+と−でゼロ。
その繰り返し。その繰り返しなんです~よ~ず~~っと、
とにかく真剣に悩んでました。


そして今回、
追い打ちをかけての大会の全敗。
いやぁ・・責任感があるからこそ、
彼らはとてもショックだったのです。


「彼らには無意識ですが、負け癖が身についてます。
だから負けても悔しいと思えなくなってきてるし、次回、
なんとか課題を克服して勝つために頑張ろうという意欲
がなくなっていってる。これって人生と同じですから、
これからちよっと何かあると、そこから逃げたりしてしまう。
それじゃあ、まずいと思います。やっぱり悔しい思いをして
そこから這い上がってこないと強い心は育てられないです。
自分たちも負けて悔しかったから、頑張って勝って、
ああ、こんな自分でも頑張ればやれるんだって少しずつ
自信がついてきた。そういう思いをあいつらにも味合わせ
たいんです」って常に言ってました。


彼らは決して器用な選手ではなかった。
いつも試合では底辺を味わってからのスタートだった。
その底辺を抜け出すために人一倍努力してきたからこそ、
それで組手や型で優勝を勝ち取ってきたからこそ、
今の子どもにも少しでも自分が味わった感動を
体験させてやりたいと思っているんです。


わかりやすく言えば
松岡修造みたいなもんです。


彼らに純粋な責任感や
子どものことを本気で思う気持ちがなければ
実際はこんなことにはまずならなかったでしょう。
勝っても負けても「よくやった」って
サークル活動や子供会みたいに
わいわいやってればいいわけですから。


だからと言って、
勝利至上主義ばかりを訴えているわけではない。
とにかく納得した稽古をして、勝ちにいく。
そして納得した、良心が喜ぶ試合をしてほしい。
負けても、ここまでよく頑張れたって
悔いの残らない試合をしてほしい。



ただ、中途半端な
このままじゃあ、そこには感動も涙も
人生を変えるような、またこれからの自分の指針となるような
ググッとくるような本気体験もない。


だから・・・もし、
なんらかの事情で、
どうしても休みたいという子がいたら、
ダメだと頭ごなしに否定するのではなく、
しっかりその理由を聞いて、休むのだったら宿題を出すから、
休んだ分だけ保護者の協力を得て
やってこいよぉぉ・・と。


とにかく弱い自分から逃げずに、
頑張って一つでもいいから勝つことを味あおう、
そういうつもり、彼らの中で
最終的な苦渋の選択とはそういうこと
だったのです。


そんな胸中を
私に吐露しながら
いつも悩んでました。


なかなか、
そうやって人のこと、他人の子どものことで
本気で悩める指導者って、世の中では本当に
少なくなったと思います。


まあ、言葉足らずなんでしょう、結局。
誤解されて大批判にさらされてしまったわけですから。、
ただ、保護者の皆さんは今まで彼らと共に歩んできて、
彼らの生真面目で不器用で裏表のない性格を
察してやってもらいたかったです


彼らの心の奥底には
深く子どもの将来のことを思う心があったのだ
ということを、保護者の皆さんは今持っている誤解を晴らし
あらためて理解してやってほしいと私は思います。


みんなそれぞれが
忙しい仕事を持ちながらも
時間をなんとか割いては、道場にかけつけては
ボランティアでやってきてくれてたわけですから、
自分も頑張って時間をつくってみんなと共に
稽古するのだから、「休むなよ」と
常に真剣だったからこそ、
「休むな」にこだわったのです。


これはあまり言いたくはありませでしたが、
中田は六月、結城は七月、嫁さんの出産がひかえているわけで、
やはり嫁さんを気遣っては稽古に出てきているわけで、
結城なんかはよく不安になった嫁さんから電話がかかって
いました。それでも責任感が強いから、
頑張って子どもたちの未来を見据えて
本気で稽古することを引き受けていたのです。


私は昔から、
「来る者は拒まず、
去る者は追わず」と
はっきりした性格のタイプです。


彼らも真面目で純粋ですが、
いつまでもぐじぐじしているタイプではありません。


このショックをバネに、
足腰を鍛えて次に向かうタイプです。


お話するといっても
私が伝えたいのはこれだけです。
また、様々なことを聞いたとしても、
「それはそれでもはや終わったこと」なのです。



それよりも、
強い拳友会に導いてやらねばならないので、
今はそのことでもはや私は頭がいっぱいなのです。


指導員たちの気持ちは
今日、充法が書いて私に提出した今回の自分の反省文。
笠岡、中田、結城、岡田、片山、みんな書いてきましたが、
まったく彼の気持ちとみんな一緒でした。


不器用で、
本当に言葉足らずの未熟者ばかりですが、
彼らは彼らなりに仕事をやりくりしては一生懸命やってきました。
そして、もう同じような過去に戻ることではありません。


これからは伸び伸びと
彼らは彼ら自身の稽古をさせていく時期です。


また、当たり前のことですが、
彼らのことを理解できて、彼らの補佐となって
共に頑張っていける人たちとやっていくことです。


万が一(そういうことはまずないと思いますが)、
退会した少年部が戻るといっても一から会の規約とか目的を説明し、、
そこに共感納得しての再入会ということになると思います。
もはや二度と同じことは繰り返すことではありませんから。


つくも縁、離れるも縁。
そこに誰が良いとか誰が悪いとかはまったくないのです。
ただ、これを機会に、それぞれか゛より良いベストの道を選択して
次に向かっていけばいい。


そうすれば、
やってきた過去が成仏して生きるのです。
早く、指導員たちをそこに向かわせてやりたい、
と私は親心で思っております。


ということですので、松本さんのお気持ちも
わかりますが、私も指導員たちもはっきりしたものが
ありますので、もはやお話を聞く必要はないと思っています。


とにかく久々に広島に帰る土曜日、日曜日は、
しっかり集中して彼らに稽古をつけさせて下さい。


もう過去を振り返ることじゃない。
過去は過去と肥やしにして次に向かいたい!
それは彼らも私も一緒ですから。
よろしくお願いいたします。
松本さんも子どもと共に、かんばりましょう。


◎早朝、このブログの内容を読んで、
うちの会社のマネージャーの法子さんから
「代表、松本さんって退会した子の親ではないんでしょう。
これから子どもと共に一緒に会で頑張りたいから、
代表に話しておきたいことがあるのだと思う。
ぜひ会って話を聞いてあげて下さい」
と言われ、「まあ、そりゃあそうだ」と感じましたので、
じゃあ少しの時間になると思いますが、
お話を伺うことにしました。


よりよく次に向かうために。

12:24, Thursday, Apr 21, 2016 ¦ ¦ コメント(4)


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