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2017年 9月29日

「発電機」9/29(金)

防災コラム
vol.
024発電機で電源を確保する

震災時に使えたら便利。発電機の保管場所や使い方を
知っておこう。

1995年1月17日の阪神・淡路大震災では、発生直後から
停電のため建物内は寒く、自宅からこたつや電気ポットな
どが避難所に持ち込まれた。
だが、体育館などの避難先では電力が足りず、ブレーカー
が落ちることがしばしばあった。そこで住民のリーダーらが、
使用する電気機器を限るよう避難者にお願いして回ること
もあった。
自動車や公園などで過ごした人たちは、たき火で暖を取った
り、体を拭くなどするためにお湯を沸かしていた。

2004年10月23日の新潟県中越地震では、小千谷市の一部
の避難所でも約1週間にわたり停電した。
国土交通省の発電機能付きの照明車が避難所に来て、電
源の供給や夜間の照明を行ったが、このような支援がなかっ
たら、生活に必要な電気機器すら使うことはできなかっただ
ろう。

業務を継続するために持ち運びが楽な発電機

一方、どのような災害が発生しても業務を中断できない病院
や消防などの防災関係機関は準備を整えている。
いかなる時でも救急や救助を継続させるため、発電機や救
助現場を照らすための照明車などを備えている。
こうした機材の備えは、特殊な事情で業務を続けなければな
らない会社でも参考にしてよさそうだ。

なかでも発電機はガソリンを燃料とする機種が一般的だ。
災害時だけでなく、レジャーや日曜大工などでも使えるため、
家庭用として一台用意してはいかがだろう。
操作方法は2〜3個のボタンを押したり、ひもを引っ張る程度。
重さは約10kgで、サイズは20リットルのポリタンクより少し大き
いくらいなため持ち運びに便利。自動車のトランクやガーデニ
ング用の屋外収納などに保管することができる。

ガソリンを燃料とする機種は、自動車やバイクなどの燃料を転
用できるものがあり、燃料が満タン(約20リットル)の時、4時間
程度の運転が可能だ。
たとえば、本田社製の発電機「EU9i」(900VA)の場合、1台で
100Wの電球2個、300Wのコーヒーメーカー1台、200Wのノート
パソコン1台の使用のほか、15Wの携帯電話の充電や15Wの
デジカメの充電を行っても大丈夫だ。
注意点は使用する電気機器の消費電力の合計をそのまま発
電機の出力に置き換えて発電機を選ばないこと。
ラジカセや電気ポットなどは、それほどの「ゆとり」を必要としな
いが、冷蔵庫や小型クーラーなどは消費電力の3〜5倍の発電
量が必要となる。
それぞれの電気機器がどの程度の「ゆとり」が必要なのか確認
し、適した出力を持つ発電機を選ぼう。
また、ガソリンを燃料とする機種は自動車と同様に、定期的に
動かすことが必要となることにも注意しよう。

引っ張るなどするだけで操作は簡単

家庭以外では、地域や事業所で備えてもよさそうだ。その場合、
高性能の発電機を検討してはいかがだろうか。50万円台(出力
5000VAクラス)の発電機なら洗濯機、冷蔵庫、炊飯器、照明用
ハロゲンライト、テレビ、携帯電話の充電器、ノートパソコンを同
時に利用できる。発電機が1台あるだけで避難所としてはかなり
の機能を持てるだろう。
(文・レスキューナウ危機管理情報センター専門員 大脇桂)



防災用で工房でも自宅でも絶対に欠かせないのが発電機です。


工房には停電でも仕事ができる大型発電機を一台。
北子安庵も停電でも生活ができる中型発電機を、みんなでお金を
出し合って一台購入します。

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電機無くなったら・・・・そりゃあ不便でしょう。

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だからこそ、先手先手で準備しておかなきゃあね。

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18:21, Friday, Sep 29, 2017 ¦