「知りて知らずとするは、上(老子71章)」
善行者は、必ず幸いを授けられる
なにごとも、すべては知っているが、
世間に対しては、何も知らないような態度をとっているのが、
最上である。
なぜ、知らない態度を取るのがいいのか。
それは、「自分の頭の中に記憶している知識など、
大宇宙の生命の活力のすばらしさから比較すれば、
たかが知れている、それらは、すべて妄想であり、
雑念にしか過ぎない」ということを、よく知っているからである。
なにごとも、すべては知っている……ということに、
老子は、なんらの価値も見出さないから、
謙虚になれたのである。
今日では、まったく反対で、何も知らないくせに、
知ったかぶりする人が、いかに多いことであろうか。
敢えて勇なれば すなわち殺。
敢えてせざるに勇なれば、すなわち活(老子73章)
消極的に「善悪」の考えをふりまわすと、結局は、
自分の身が滅びてしまう。
自分の考えは相手に押しつけないという勇気をもっていれば、
相手も自分も、活きる。
「老子・荘子の言葉100選」より抜粋

なにごとも、すべては知っているが、
世間に対しては、何も知らないような態度をとっているのが、
最上である。
なぜ、知らない態度を取るのがいいのか。
それは、「自分の頭の中に記憶している知識など、
大宇宙の生命の活力のすばらしさから比較すれば、
たかが知れている、それらは、すべて妄想であり、
雑念にしか過ぎない」ということを、よく知っているからである。
なにごとも、すべては知っている……ということに、
老子は、なんらの価値も見出さないから、
謙虚になれたのである。
今日では、まったく反対で、何も知らないくせに、
知ったかぶりする人が、いかに多いことであろうか。
敢えて勇なれば すなわち殺。
敢えてせざるに勇なれば、すなわち活(老子73章)
消極的に「善悪」の考えをふりまわすと、結局は、
自分の身が滅びてしまう。
自分の考えは相手に押しつけないという勇気をもっていれば、
相手も自分も、活きる。
「老子・荘子の言葉100選」より抜粋
