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2014年 7月25日

「仕事以前の掃除」7/25(金)
工房では各場所の掃除をその場所の当番者が行って
います。



今日の朝、マネージャーの法子さんから集合がかかり、
掃除の内容について厳しく指摘がありました。



禅宗に「一掃除二信心」。読んで字のごとく、まず、最初
にやるべきことは掃除である。信心はそれがすんでから
のことだ、という意味の言葉があります。



うちの場合も「一掃除二水洗い」です。それは、塵や埃が
すっかりはらわれ、仕事場の整理整頓が整うということは、
心を整えるということに直結しています。



人間はいつの間にか心にも塵や垢がつもります。その代
表的なものが、横着、怠惰、不平、不満、言い訳、愚痴、
不安、迷い、悩み、欲望、苛立ち、偏りと言った、煩悩です。



美しい仕事、美しい生き方を邪魔するのがこの煩悩なのです。



一心に掃除をしていると、心の塵や垢が剥がれていきます。
やり終えたときの爽快感やさっぱりとした気持ちは、塵や垢が
消え去ったからこそ、もたらされるものなんです。



スタートする朝に、一日が終わった夕に、もっともふさわしい
のが、そんな整った心の状態です。



掃除をしている間は、拭くことこと、磨くこと、掃き清めることに
専念して、何も考えない。



自分たちが生きるための生活費を与えていただく仕事場では、
、まさに最初にやるべきは掃除なのです。



各担当者の掃除内容をチェックしながら、その内容にその人の
心の方向性や現在の様相がすべて現われてきます。



人間は凡夫ですから完璧な人間なんていません。ただ、完璧で
ないからこそ、自らの心を整え謙虚に仕事に臨む姿勢が必要なの
です。



今日はその一番大切な部分を、法子さんが感じ、
「あんたたち、心の歯車狂ってんじゃないの?!仕事の姿勢勘違い
してんじゃないの?!」と、ビシッと一喝したのでした。



これは職場だけでなく、自分の部屋や自宅の掃除も5分続けること
が大切です。



自宅や部屋をキレイに保つことは、いつも整った心でいること。怠け
たら、塵や垢や埃はどこからともなく舞い降りてきます。



今日彼女が全員に伝えたかったことは、


○まず会社に来る前に、自分の自宅や部屋の掃除をしてきなさい。
一週間とか10日単位で掃除の場所のローテーションを組めば、全
体が無理なく綺麗になる。


○掃除の継続によって邪気を除き清浄な自然な気を居住空間に取り
組むことによって、心身共に正常な正気と元気を取り戻せる。



○そして、掃除による正気と元気を取り戻す習慣が、会社でも工房でも
同じように行われていくことにより、結果的に心が整い、責任と気配りあ
る仕事が゜できるようになる。



○その仕事の内容の高さによって、多くの人たちに感動を与えるクリー
ニングを創造していいける。



だから、まずは掃除がすべてなのです。その掃除に対して決して手を抜
いてはならない。掃除が下手でも、美しい掃除をの所作を学ぼうとする姿
勢が大切であるわけで、仏教でいう「善因善果、悪因悪果」の理の中を生
きている以上、まず掃除でその日の自分を整える、一日の仕事や人生を
美しく生きるためのカギは、まさに朝と夕の掃除にあるんだよ!



「しっかりしなさい。人生二度無しなんだから!!」。



ダラダラじゃなく、キビキビが美しい。
また、掃除の継続の本質は、やはり日々心を整えることによって自分
自身の良心とのパイプが強く太くなっていくということでしょうか。


今日は朝一番の「喝!」で全員背筋がビシッと伸びました。



後は掃除の実践で心を整え理想のクリーニングを実勢するのみです。


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生かしていただいて ありがとうございます。

08:29, Friday, Jul 25, 2014 ¦ ¦ コメント(0)