釈尊が言われるには、
「悪いサガ」とは今生一回だけの
人生で構築されるものでは決してなく。
長い長い生死流転を通して引きずって
きたモノであるということです。
このことを昔から日本では
「三つ子の魂百までも」という表現で
指摘しています。
その人の「良い特性」も「悪いサガ」も
、「生まれ持ってきた」と言えるのです。
つのり人間とは、
「同じようなことを何度も何度も繰り返す
パータン」を誰もが持つとも言えます。
それが魂が持つ習性とも言えます。
やはり神仏が、魂を成長させるために
初期設定した、自分がしてきた習慣
(行為・仕事・勉強・思い方・傾向性・
価値観・・)は、今世だけで完全消去
するのではなくて、引き続き来世も
潜在意識で継続させて、「自分が
したことをより進化させる」という
法則の存在を感じます。
つまりこれは、良い習慣も悪い習慣
も来世に持ち越し、より強化されて
いく、自分で強化してしまった、
と言えるわけです。
転生を繰返すうちに、良いサガの
者はより善人として成長進化をし、
悪いサガのモノはより癖の強い
悪人として他人への攻撃性が増す、
とも言えそうです。
だからまず、
●自分の悪いサガや悪いクセがあれば、
それに気づくこと。
●要するに、「他人に対する」悪い思いは、
そのすべてが悪いサガの因子となり、
来世にも継続すること。
このような「思い」に関する注意を
知っておきましょう。
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