「勝負や比較心の執着から離れる」
物事の勝利からは恨(うら)みが起こります。
負けた人は苦しみ、心身が病みます。
勝ち負けを捨てて、安らぎを常に優先すれば、
その人は安らかな世界へと渡ります。
(原始仏典 ダンマパダ15章-201番)
何かに勝っても、本当の勝利者はどこにもいないと
言うことです。
勝っても恨まれ、負けても心身が病みます。国家が
戦争で勝者に成っても、敗者からは千年経っても人々
は根強く恨まれています。その勝者は、本当に得を
したのでしょうか?
むしろ、そのような勝敗に係わる縁を、そんな相手と
持ったこと自体が大損だったのです。
つまり、勝っても損、負けても損。
だから釈尊は、この項で「もう勝ち負けを捨てなさ
い。勝負から離れなさい。そして、常に心の安らぎ
を優先する生活を取りなさい。そういう人こそが、
真の勝者なのです」と仰っています。
私たちは生活の中で何かの勝負事をしていなくても、
心の中での比較・格付けを無意識にしています。
バブル期には、よく「勝ち組」「負け組」という明暗
が話題に成り、今でも心中では、上だとか下だとか、
明暗を付けています。まさに人間のサガです。
ワシ(広島弁)が代表を任されている会社は、
勝ち負けや他社との比較ではなく、さらなる技術進化
やホスピタリティのあるサービスの提供を目指すため、
伝説のマネージャーの熱血指導と細部に渡る自己のス
ケジュール管理で5~7月の3か月間は、特訓機関
として厳しく指導を受けて頑張っています
勝ち負けや比較心からではなく、自分や家族や縁ある
人、また、目の前にある仕事ではお客様の「心の安ら
ぎのため。心の豊さのため」という視点を自分が常に
維持していますと、
* 新たな悪い因縁を生むような無理はしなくなる。
* 勝負や比較心の執着からは離れ、自分にとっての
最善の選択をナントナク取れるようになってくる。
つまり、自分自身にとって無理せず一番最善な選択を
して行くことに成ります。今日も、自分の「心を安らかに、
豊かにするために(良心が喜ぶ)」ための、仕事を頑張り
ましょう。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「部下の活かし方」
上に立つ人が自分の打ち出した路線を
暗唱するような部下ばかりを引き立てていると、
部下は自分の才能を押えてしまいがちになり、
そのうちに才能がなくなってくる。
これは問題。
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今日の諺 「一刻千金(いっこくせんきん)」
【意味】
ほんの少しの時間がとても大切だということ。
「一刻」とは、わずかな時間のこと。
「千金」とは、昔のお金で千両のこと。
大金であることから、
とても価値があるという意味。
楽しいひとときがすぐ過ぎ去ってしまう
ということを惜しんで言う言葉。
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少しでも子どもたちのお役に立てば幸いです。