「良心に沿って真剣に生きる」
人間は年齢に関わらず年が若くても、
神仏(自分の良心)の気持ちに沿って真剣に生きる人は、
雲の掛からない満月のように、暗闇のコノ世を明るく照らします。
(原始仏典 ダンマパダ25章-382)
海外で評判になった、日本のある光景を映した動画があります。
それはドライブレコーダーで記録されたものです。
地方都市の人通りが少ない道路で、小学生たちが横断歩道の手前
で整列して自動車が途切れるのを待っていました。
そこに来たドライブレコーダーを載せた車が、横断歩道の手前で
停止してあげました。
小学生たちはペコリと運転手に会釈して横断歩道を渡り切ります
と、そこで全員が停止して運転手に向かってまた頭を下げました。
そして対向車線に停止していた自動車の運転手にもペコリと頭を
下げて行儀よく集団で去って行く光景でした。
大人の指導者がいなくても、小学生たちが自主的に礼を尽くす
光景に外国の人々は感動されていました。日本ではよく見られる
光景ですが、世界基準では珍しく、ある意味ではショックを受け
るようです。
日本のガソリンスタンドでのサービスと礼儀も、外国にない珍し
い光景であり、ドライブレコーダーで撮影された動画も評価され
ていました。
最近では大人のほうが無礼に道義に反する人間が多いです。まさに
年齢なんて関係ありません。
釈尊はこの項で、
「自分の良心(仏の道)に沿って真剣に生きる人は、
周囲を明るく照らすことが年齢に関係なく出来る」
と仰っています。上記の横断歩道の小学生たちにしましても、
その映像は現実に世界の人々を感動させて明るくしていました。
* 自分の良心に沿って生きること。
* 神仏を自分の心中に意識して生きること。
* 道徳に沿って真剣に生きる姿。
このようなことを意識して生きる人は、自分の周囲から自然と
明るくして行きます。
人間は自分が不幸に成ることを恐れます。自分の生活が先の見え
ない暗闇に入ることが怖いのです。
でも、受け身で暗闇をただ恐れるのでは無く、自分から周囲を明
るくする逆転の姿勢が大切です。
そのためには、「自分の良心(仏性)に沿って真剣に生きること」
真宗では「如来さまの大きな願いによって支えられていること」
を、今日から意識して生活をして見ましょう。
必ず自分も周囲も明るく変えて行きます。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「成功者の条件」
「偉大な人びとはいつも、自分が生きる時代の精神に
子供のように身をまかせてきた」
とエマソンはいっている。
偉大な人は、自らの置かれた境遇には
いっさい文句をいわず、
その中で最善の努力をする。
これは古今東西、昔も今も変わらない
成功者の条件といっていいだろう。
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今日の諺 「用意周到(よういしゅうとう)」
【意味】
準備や段取りがきちんと整っていて、
手ぬかりがないこと。
「周到」とは、行き届いていることをいう。
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