「心にゴミを溜め込んでいないか」
そこにいる愚かな人に告ぐ。
右巻きの巻き貝のような
髪形の「螺髪」(らはつ)にしているからと言って、
何を主張しているのか?
四足の動物の革の腰布を着けてどうするの?
修行者の衣をまとっただけで修行者になれるのか?
多くの人は、心の内側に汚物を溜めながら、
外見だけを着飾ろうとします。
これは愚かな人です。
(原始仏典 ダンマパダ26章-394)
人間は、基本的に自分の弱点・気にしている事を
隠そうとするサガを持つと感じます。
他人の悪口をよく言う人は、
* 自分自身が他人から悪口を言われることを強く恐れる。
常に怒っている人は、
* 自分が怒られることを恐れ、怒られることに弱い。
* 強そうな入れ墨をするような人は、本当は心が弱い。
このように感じます。老子が言われますように、
「すべては逆に出る」と陰陽の法則から言えます。
逆に言いますと、
* 今が不安ならば、安心するように成る為の
有り難い不安だということ。
* 今が病気ならば、体を健康に戻すための
病気・現象だということ。
* 願いが叶わない場合は、
もっと良い道が自分には有るからだということ。
このように思うことも人生には大切なのです。
コノ世に叶わないことが多くても、
自分の心に汚物を溜めないように生きたいものです。
人は自分の環境や条件ばかりを気にします。
しかし、そんなことよりも自分の心が
「真っ黒」では無いか? ゴミを溜め込んでいないか?
を自分で「気にすることが出来る人間」
であることが大切だと釈尊は示しています。
だから自分なりで良いです。
自分の外側よりも、自分の内側を
気にする人間でありましょう。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「平準化の弊害」
上と下を平準化するのがいいことなのだ、
という思想。
これはぜひとも払拭しなければならない。
能力のあるやつはどんどん稼いで、
金持ちになれるようにしないといけない。
そうでないと、国全体が活力を失い、
やがて天の一角から競争者が現れて、
ひとたまりもなくやられてしまうことになる。
敗者の救済は、あくまでも救済の原理でやるべきでしょう。
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今日の諺 「百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)」
【意味】
ねらった的に、矢やピストルの玉が
すべて命中すること。
または、予想などがすべて当たることをいう。
「百発」は矢やピストルを百回うつこと。
「百中」は百回当たること。
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