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10/31(金)「この世はでこぼこ同士が集まるから上手くいく世界」

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「この世はでこぼこ同士が集まるから上手くいく世界」

何でも完璧にこなす、素晴らしく優秀な人を

友人に持てることは良いことです。

自分よりも優秀な人に近寄ることは賛成します。

しかし、そんな人を友人に持てなくても問題はありません。

自分なりに真面目な生活をして楽しめば良いです。 (No.47)

 

でも、工芸作家が見事な細かい細工を施した、

2つの黄金の腕輪を同時に1つの腕にはめて、

それが激しくぶつかり合い、

ガチャガチャと音を立てる様をよく見ておきなさい。

これをよく見たならば、

どんな交わり、集団の中に自分が居ましても、

自分一人で歩く覚悟を持ちなさい。

まるで1本角(ツノ)が立つサイのように一人で歩みなさい。 (No.48)

(原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-No.47〜48)

 

釈尊はこう語られました。

「優れた人を友としなさい。

けれど、もしそんな友がいなくても気にすることはない。

自らの足で歩みなさい。」

そしてまた、こうも言われます。

「二つの美しいブレスレットを

一つの腕にはめると、ぶつかり合い、傷つくものだ。

その様子をよく見なさい。

それがわかったなら、一人で歩みなさい。」

この二つの教えを合わせてみると、釈尊の深い意図が見えてきます。

優秀な人たちが集まれば、必ずしも調和が保たれるわけではありません。

互いに強い光を放つ者同士は、時にぶつかり、傷つけ合うこともあるのです。

だからといって、「自分も同じように優秀でなければ」と焦る必要はありません。

私たちはそれぞれ違う光をもって生きています。

自分は自分のままでいい。

これは居直りでも開き直りでもありません。

そのままのあなたが様々なことを素直に学び

体験し、正しい智慧や慈しみの心を身に付けていくのです。

それが、

他の誰でもない「あなた自身」という尊い存在なのです。

どんな自分であっても、

いまの自分こそが最善であり、最もふさわしい自分。

他人の風景を見て心を乱すことなく、

自分の道を静かに、しなやかに歩んでいきましょう。

今日も生かされていることに感謝しながら、

皆さんのしあわせを心より念じております。

 

【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載

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