「心配と妄想を無くすことで すべての苦しみは無くなる」
真理を伝えることは、
どんな財産の分与よりも価値を持ちます。
本当の真理よりも美味しいものはコノ世にはありません。
真理を聞ける楽しみは、どんな遊びにも勝ります。
妄想を無くすことで、すべての苦しみは無くなります。
(原始仏典 ダンマパダ24章-354番)
この項で一番に光る言葉は、最後の
「妄想を無くすことで、すべての苦しみは無くなります」
です。釈尊は子供に言い聞かせるようにして、
最初の3行で真理がいかに凄いものかを前振り宣伝をして
おいて、子供が「では真理とは何?」と聞く耳を持った時に、
「それはね、妄想を無くすことで、すべての苦しみは無く
なります」と、この項で言いたいことを伝えているのです。
よく考えて欲しいことなのですが、人には色々な悩みが有り
ますが、実際の現実の何らかの物理的な実害を自分が受け
ている悩みとは、その内の何%あるのか?
その苦しみは、「そうなるかも知れない」というまだ自分が
「現実には遭ってはいない」想像の心配の苦しみではないのか?
ということなのです。
つまりは、
* 正しい現実の行動をしながら悩まない。
* 悩む前に行動する、勉強する、求職する、・・・・すること。
という、現実行動ingの姿勢で悩まずに生きて行くことが、
現実に人が幸福に成るための真理です。今日も、自分がするべき
仕事をしながら、心配と妄想をすることを止めましょう。
※昨日は映画 駆逐艦「雪風」を鑑賞しました。小3の時、愛読書の
月刊「丸」で「奇跡の駆逐艦 雪風」を熱読した記憶があり、自らの
使命として「自ら助くるものを助く(戦闘で多くの人命を救助した)」
度重なる壮絶な戦いの中で、力強く人間的に心温かく戦後まで生き
残った「雪風」館長や乗員たちの姿に、とても深く感動しました。
いい映画だった・・・。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「やればやるほど」
私は若いころ、非常に将棋も好きだったし、
相当強くもありました。
特に夏休みなど、
最初のころは一生懸命やるわけです。
ところが、棋士になるつもりは全然ありませんから、
二日か三日であきてしまいます。
ところが、勉強のほうは、
やればやるほど面白くなってあきません。
真面目になって本気で打ち込めば
面白くなるのが仕事の本質であると、
ヒルティは喝破しておりますが、
そうでないものは趣味だと、
こう思うべきなのです。
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今日の諺 「起死回生(きしかいせい)」
【意味】
死にそうになったものを生き返らせること。
そこから、もう絶対にだめな危機的な状況を立て直して、
一気に盛り返すこと。
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