「生きる事を苦しく思う荷物からスルッと脱ける」
コノ世に生きながらにして、
自分の苦しみに一切の影響を受けない人。
生きることを苦しく思う重荷から離れる人。
何事にも執着しない人。
そういう人を、私・釈尊は最高の人と呼びます。
(原始仏典 ダンマパダ26章-402)
この項で釈尊は、まったく別の視点を
苦しみに関して指摘されています。
「自分の苦しみに一切の"影響を受けない"人」
つまり、
* 生(性)老病死・・・・人間に苦しみは
必ず付き物だ。それがコノ世なんだよ。
* だから、苦しみを無くそうと思うのが大きな間違いなんだ。
* 苦しみは誰にでも必ず有る。
* つまり、苦しみが有っても、
その影響を受けなければ、
苦しみとは無いに等しいモノなんだ。
という釈尊の思いが伝わって来ます。
そして大切なことは、
「コノ世に生きながらにして」
つまり、コノ世に居る間に、
自分が元気な内に、
* 苦しみは有っても、
その影響を受けない人に成れること。
が最高の人間だと釈尊は言っています。
(中略)
霊的な真実では、自分の心境が上がれば、
そこに同じ苦しみが存在していましても、
その人から本当に苦しみは消えるのです。
むしろ、
* それでも有り難い
* 大いなるチャンス
* 借金を返し、幸福になるための機会
だと思え、更に心境が進めば
コノ世に居ながらにして
* 絶対歓喜(ぜったい・かんき)
という、すべては有り難い黄金色、
幸福の中に既に自分が存在することを
コノ世に居ながらにして本当に分かるのです。
いまだに苦しみの問題は存在してもです。
すべては完璧な神様の慈愛の中での出来事なのです。
(中略)
すべては自分の「今の」心境が、
やはり明日を形成させています。
* 悩みは有っても、その影響は受けないでおこう。
* ソレからの影響を受けてたまるか!受けてやるものか!
という心の思い方を知って置いてください。
自分の明日を変えて行くことに成ります。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人の道徳心
「二種類の時間」
カレルは時間には二種類あるという。
外なる時間と内なる時間である。
外なる時間とは太陽の周りを
ちきゅが一周するといった宇宙を基準にした時間である。
カレルはそれとは別に、
人間の体の中には別の時間、
内なる時間が流れているという。
たとえば、皮膚に極めて浅く
一センチの長さの傷を負ったとする。
子どもは一日もあれば治ってしまう。
ところが、老人は一週間経っても
なかなか治らない。
明らかに子どもと老人では
体の中に流れている時間が異なるのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の諺 「天王山(てんのうざん)」
【意味】
勝敗の分かれ目となる、とても大事な場面のこと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・