「無思考、直感、閃き、流れに任せるは最強」
ああだ、こうだ、と湧き上がる自分の思考を完全に停止
させて、何が有っても心中が安静なままを維持すること。
何も考えない無思考を実現させた者は、コノ世とアノ世
を往復する輪廻(りんね:生まれ変わり)を終わらせま
す。それはまるで蛇が古い皮をスルッと脱ぎ去るように
出来ます。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章1節-No.7)
赤ちゃんは心中での独り言が無い存在です。だから生命力
が溢れています。それが成長に伴って、自我(ワレヨシな
心)の発生と共に心の声(ブツブツ独り言)を生じ始めます。
だから大人でありましても、
* 何も考えない練習
* 没頭して思考を止める練習
* 目の前の物事に集中する
これを「気付けば」繰り返して行きますと、病気が改善し
たり、運気が増すことが起こり始めます。
* 自我(ワレヨシな心)の増大=生命力の時間経過を促進
させる=老化が進む=色々な因果の束縛を受けて、コノ
世で思い通りに成らない。
* 無思考・直感と閃き=生命としての時間経過を緩やかに
させる=心身が若い=結果的に振り返って見れば、コノ世
で現実に自分の希望を何でも操作が可能に成り始める。
釈尊は、
* 無思考=解脱(げだつ:繰り返し生まれ直す「強制の」
転生を止める)といういのちの最終ゴールをこの項で示唆
されています。
私たちは仕事で現実的な問題や課題に頻繁にぶち当たります。
目的や悩みへの用意周到な危機管理と前向きな「努力」と、
シュミレーション(想定)をしたならば、
*その上で、目の前のことに集中して、無思考を心がけ、
直感と閃きに任せる。深刻ぶらず愉快に笑って、流れに任せる。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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