「心の中でも怒りを絶対に持たないこと」
(第1章1節-No.6)の補足
怒りが収まらない人と、収まる人との違いは
* 他人への愛情の有無、深さ。
* 慈悲心(情け心)の有無、大きさ。
* 相手の立場に成って観る、考えること。
* 思いやり力。
* 人間のどうしようもないサガ・性への理解。
* それも仕方がない、と明るく思えること。
以上の六つです。
人が観音様のように進化しますと、怒ることはなくなる
と言われています。それは、どんな理不尽な他人でも、
その人の生い立ちや今の環境を瞬時に考えますと、
ただ怒りに巻かれることはなくなるのです。
ただ、無理に変な他人に愛情を持て、ということでは無い
のです。「怒り」とは、自分でも制御が出来無いほどの
パワーを持ちます。これを逆に自分の進化に利用が出来る
のです。
古来から覚醒を目指す人間は、「性欲」を制御することを
意識の拡大の為の手段に転換してきました。
私は前立腺癌と診断された時、ついに「やったぞぉぉ!!
ヤッホー!!」と無性に喜んで、周りが心配を超えて呆れて
いました。
これと同じで?「怒り」も、人生の大きなショック療法を受
けて、コントロールが出来るようになった先には、
男性でも観音様のような母性的(包容力)な進化が起こります。
そして新たな道が始まります。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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そこに愛はあるんか?緊張の見積もりの時間
僕が会社に出て、
まずする仕事が見積もりです。
伊勢丹新宿メンズ館店、阪急メンズ東京店、全国宅配他の品物
の見積もりです。
2日前、マネーシャーが
「代表、目の前にある品物が、本来の自分に甦って、
帰りを待ってくれている人のところへ、ただいまぁ~と元気よく
帰っていく。その原点の気持ちを決して忘れてはいかんよ。
決してただの作業になってはいかんよ」と、
くどいぐらい伝えてくれました。
黙って聞きながらも、「はっ」とさせられる。
「ドキッ」としてしまう、「おまえ、そこに愛はあるんか?」
と自分を問い直す。そんなことばっかりです。
凡夫である人間は、僕は、すぐに初心を、原点を忘れてしまう。
「人間は謙虚過ぎて丁度良い」
この言葉はまるで僕の為にあるようなもんです。
今日もお念仏申しながら、「おまえ、流されとったらいかんぞ」
と、自分を客観的に省みながら、目の前の洋服に集中する
ビリッとした見積もりの時間です。