「新規の今を頑張ることが未来の来世も創造中」
人生を捨てるように生き急がないこと。
または、人生をムダに怠惰に過ごさないこと。
このように、すべての転生(てんせい:生まれ
変わり・人生)を「中道」(ちゅうどう・真ん中)に
生きた人は、コノ世とアノ世を往復する輪廻(りんね:
生まれ変わり)を終わらせます。
それはまるで蛇が古い皮をスルッと脱ぎ去るように出来ます。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章1節-No.8)
コノ世の大半の人は、
* 自分が過去生でしたことの、逆の立場を経験する為に
コノ世に強制的に生まれ落ちているのが真相だそうです。
宇宙が動く因果の法則とは、今も完璧に起動しているからです。
だから、コノ世で自分が経験する全てに、
* 一切のムダが無いこと* 偶然は無いこと
これを深く理解したならば、「なるほど、そういうことだった
のかぁ・・」と、思い知ったならば、
* その人の人生の生き方や考え方が変わります。
ムダに怒ることも、深く心配することも、無くなって行くのです。
すべては、良いと見えることも、悪いと見えることも、
* 自分の過去生の逆の立場を経験する為に、出現してくれている。
のが因果の法則なのです。そして過去の負の因果を昇華しているのです。
問題は、この世の新規で今も、
* 死後の自分の行くべき環境* 来生の自分が受け取る「条件」
を誰もが創造中であることを決して忘れては生けません。
* 過去生ばかりを気にしてもムダであり、今も来生の「条件」を構築中
・ingであることを忘れないでください。
だから、人間は謙虚過ぎて丁度良いなのです。
このことが本当に心底腑に落ちるために生まれて来たようなもんだ、
とも思えます。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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