「最後まで自分の役を思いっきり演じ切りましょう」
コノ世のモノの一切が幻想であることを深く自分で
理解しており、その中で、他人を押し退けてでも
という自我(ワレヨシの心)から離れている人。
なおかつ、人生を捨てるように生き急がない人。
人生をムダに怠惰に過ごさない人。
このような人は、コノ世とアノ世を往復する輪廻
(りんね:生まれ変わり)を終わらせます。
それはまるで蛇が古い皮をスルッと脱ぎ去るように
出来ます。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章1節-No.10)
* コノ世が映画(幻想)であると認識をしながら、
それでも真面目に、懸命に生きることが大事。
これをすることが強制的で「嫌な苦しい」転生(てん
しょう:生まれ変わり)を止める、と示されています。
何ということでしょうか、たとえ映画の映像の中に
自分が居ると分かっていましても、
* 一生懸命に生きなさい
* 真面目に最後まで演じ切りなさい
*人生はゲームの中のるーるだから、卒業するまで思いっ
きり法則を学びなさい。勉強しなさい。
そうした先に、幻想の中でもやり遂げた先に、初めて
分かる新たな境地があるということなのです。
この世は、「やったら、やられる」という遠い過去からの
因果が、完璧に創り出す、映し出す舞台です。その中に、
全員が役者として誕生してきたのでしょう。
映画(コノ世全体)の中に入り込みすぎて、自殺などし
ては生けません。そうでは無くて、
* ダメな時は、ダメな役を思いっ切り演じ切りましょう。
その姿を多くの先祖の皆さんが温かく見守られていらっしゃる
のでしょう。
自分の演技(生活行動)を冷静に見ながら、幕が閉じるま
で(寿命)頑張って生きれば、それが最高の自身の舞台と
成ります。いいですねえ~。頑張りがいがありますね。
今日も自分の役を、良心に基づいて頑張って生き切りましょう。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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