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11/29(土)「心は静かに、歩みは堂々と」

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仕事の場では、挨拶や協力といった

人としての常識を大切にいたします。

しかし一方で、心の奥だけは誰にも乱されず、

静かに歩くサイのように、どっしりと独りで立って

いればよいのです。

老子は、

「人は結果によって等しくなる」

と語りました。

貧しくとも子どもを育てきった人は、

年収が一億を超える成功者と同じ価値を持ちます。

その人生の途中にどれほど違いがあっても、

行きつく“結果”が良いのであれば、

途中の貧富や苦労に意味は無いのだと老子は示しています。

また、独身であっても、貧しくあっても、

小さな善を積む人は、見えない世界では大きな成功者と同等か、

それ以上に光ることがあります。

人はつい、消えていく途中の姿だけを見て

見下したり、諦めたり、心を曇らせてしまいます。

しかし、している善が同じであれば、

本来、貧富の差など無いのです。

町内会のゴミ拾いでは、

大社長も無職の人も、同じ袋を持って話をします。

これは、死後の世界の価値観に

もっとも近い姿だと感じます。

私たちは最後には、

誰もが裸同然で一人、静かに旅立ちます。

お金も名誉も、何一つ持ってはいけません。

残るのは、ただ 心の清さ、素直さだけです。

ゆえに老子の言葉は、

いつの世にも揺るぐことなく正しいのです。

だからこそ、今日もまた、

どんな仕事であっても丁寧に、誠実に取り組みながら、

自分の心だけは醜くさせないよう努めてまいりましょう。

心が静かで、清く、素直で在りさえすれば、

人生に起こる出来事はすべて問題ありません。

(原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-No.75 私的な訳)

 

 

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