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2/22(日)「日本中が泣いた最高の涙の法話」

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「日本中が泣いた最高の涙の法話」

あの夜、日本中が泣きました。
それは金メダルの色に泣いたのではありません。
二人の生き方に泣いたのです。

日本ペアは長く世界の壁に阻まれてきました。
体格も環境も、決して恵まれていたわけではない。
怪我に倒れ、思うように滑れない日々。
それでも二人は、互いを責めなかった。

三浦選手は言いました。

「あなたのために滑る・・・」

自分のためではなく、
相手のために力を尽くすと決めた覚悟。

木原選手は、演技後に崩れ落ちるように泣きました。
あの涙は、勝利の歓喜ではない。
「自分が勝った」という我(が)が溶け、
支えられてきた命に気づいた涙です。

仏の教えにあります。
人は一人で生きているのではない、と。

命を預け、命を支える。
疑えば崩れる。
信じれば立つ。

映画『グラディエーター』のテーマ曲                                                                                                                                                                        「Now 「We Are Free」が二人を静かに、そして崇高に包み込む。

氷の上で二人が見せたのは、
技術の完成の高さだけではなく、
自我を超えたお互いの`いのち`に                                                             合掌し合う、尊いの姿でした。

老子は言います。

「上善は水のごとし。」

水は争わず、低きに流れ、
すべてを潤す。

二人は、水のようでした。
焦らず、誇らず、しかし確かに岩を穿った。

だから私たちは泣いたのです。

勝ったから美しいのではない。
相手のために尽くし輝かせるから美しい。

氷は冷たい。
けれど「礼」と「信」と「縁」があれば、
そこにも満開の花は咲く。

あの涙は、
「あなたは一人ではない」と
私たちに語りかける最高の涙の法話だったのです。

合掌

※人を育てているのは、環境ではありません。
自分自身の良心(仏性)に、どう向き合っているか、その態度です。

今日一日、自分の良心(仏性)に恥じないか。
その問いを胸に、静かに生きてまいりましょう。

 

 

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