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3/12(木)「何事の おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」

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「何事の おはしますかは 知らねども
かたじけなさに 涙こぼるる」

 

人の心には、ひとつの癖があります。

受けた恩はすぐ忘れ、
不足や不満はいつまでも覚えている。

人に親切にされたときは、
ありがたいと思うものです。

しかし時が経つと、
それは当たり前のようになり、
いつの間にか心から消えていきます。

その反対に、嫌だったことや
腹の立った出来事は、
何年経っても忘れないものです。

この心のままでは、
人間関係はうまく続きません。

恩を忘れれば感謝が消え、
感謝がなければ助けの縁も遠ざかります。

不満ばかり向けられれば、
人は静かに離れていきます。

実はこのことは、人間同士だけの
話ではありません。

神さま仏さまに対する私たちの姿勢にも、
同じことが起こっているのです。

参拝しても多くの人は、
願いが叶ったか、利益があったか、
その結果だけで判断してしまいます。

しかし本当は、
知らぬところで守られていたり、
避けられている災いもあるでしょう。

けれど人は、
起きなかった不幸には気づけません。

平安の歌人、西行法師は
伊勢神宮でこう詠みました。

「何事の おはしますかは 知らねども
かたじけなさに 涙こぼるる」

『どんな神がおられるのかは分からない。
それでも、ただありがたい』というのです。

仏教は「足るを知る心」を説きます。

今ある命、今ある縁に気づくとき、
人の心には自然と感謝が生まれます。

その感謝の心こそが、
人生を静かに自分を整えていく力なのです。

合掌

※人を育てているのは、環境ではありません。
自分自身の良心(仏性)に、どう向き合っているか、その態度です。

今日一日、自分の良心(仏性)に恥じないか。
その問いを胸に、静かに生きてまいりましょう

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