
「咲かせにいくよ 内なる花を」
春は別れと出会いの季節。
今日、広島の認定こども園では、
小さな卒園児たちが
新しい世界へと巣立っていきます。
まるで、子どもたちはこれから咲く
花のつぼみのようです。
藤井風さんの
「花」に、こんな言葉があります。
「私は何になろうか
どんな色がいいかな
探しに行くよ 内なる花を」
阿弥陀経というお経には
こんな世界が説かれています。
「青色青光、黄色黄光、
赤色赤光、白色白光」
蓮華の青い花は青い光、
黄色い花は黄色い光、
赤い花は赤い光。 白白い花は白く光っている。
そして、
それぞれが自分の色で香気を漂わせ
世界を照らしている。
ここが仏教の
とても深いところです。
花は、他の花と
同じ色になろうとはしません。
桜は桜のまま。ひまわりは
ひまわりのまま。
でも人間はつい比べてしまう。
「あの人みたいになりたいな」
「自分はまだ足りない」
でも仏教はこう言います。
あなたは誰かになる必要はないよ。
あなたは
あなたの花を咲かせればいいんだよ。
しかもその花は、
どこか遠くにあるのではありません。
もうすでに
あなたの中にあります。
咲くのを
待っているだけです。
だから人生とは、
自分自身の花を思い出す旅。
そして不思議なことに
自分の花を咲かせた人は
人の花も
美しいと思えるようになります。
そのとき世界は競争の場所から
色とりどりの花が咲く大きな花畑になります。
もし今、
人生に迷っている人がいたら
この言葉を贈ります。
焦らなくていい。比べなくていい。
花は、
咲く時を知っています。
合掌
*本日は志和龍城認定こども園の「第73回卒園式」です。
※人を育てているのは、環境ではありません。
自分自身の良心(仏性)に、どう向き合っているか、その態度です。
今日一日、自分の良心(仏性)に恥じないか。
その問いを胸に、静かに生きてまいりましょう