
「諸行無常」
最近、世界の出来事を見ていると、
どこか「大きく壊れ始めている」ように感じる人も 多いかもしれません。
戦争、災害、経済の不安、
そして人と人との心の分断。
仏教では、この世の姿を
「諸行無常」 と教えます。
すべてのものは移り変わり、
形あるものはやがて崩れます。
どんな繁栄も、どんな秩序も、
永遠ではありません。
しかし仏教は、
それを悲観として語りません。
崩れるということは、
新しく生まれ変わる縁が動き始めた
ということでもあるからです。
聖書の『ヨハネの黙示録』にも、 戦争、飢饉、疫病、そして天変地異が 続く時代が生々しく語られています。
けれどそれは、ただの破滅ではなく、 新しい世界が生まれる前の
「産みの苦しみ」とも表現されています。
人は平穏な時代には、
自分の生き方をあまり問いません。
しかし世の中が崩れ揺れるとき、
人はふと立ち止まり、
「自分は何のために生きているのか」
「本当に大切なものは何か」
と心の奥を見つめ始めます。
仏教では、この目覚めを
「気づきの縁」と受け止めます。
だから、世の中が不安な時ほど、
私たちは心を整えることが大切です。
自然に手を合わせ感謝する。
神社やお寺に静かにお参りし感謝だけを捧げる。
身近な人やご縁に感謝する。
外の世界を変えようと
急がなくてもよいのです。
まず自分の心を整えること。 日々の小さな親切や思いやりを心がける事。
その静かな一歩の継続が日本を、
やがて世界を少しずつ整えていくのです。
合掌
※人を育てているのは、環境ではありません。
自分自身の良心(仏性)に、どう向き合っているか、その態度です。
今日一日、自分の良心(仏性)に恥じないか。
その問いを胸に、静かに生きてまいりましょう