伝え聞くところによりますと、
ある時に釈尊は、
地方に住む富豪が所有する
森林の中にある修行道場に
招待されて留まっていました。
すると深夜に、
顔が美しく発光して
森林全体を明るく照らすほど輝く精霊が、
釈尊の側に静かに立ちました。
そして、釈尊にお辞儀をしてから、
古代詩の韻文
(聴覚に一定のリズムと形象を感じさせる文)を
歌いながら釈尊にたずねました。
「破滅に向かう人々の特徴について、
仏陀(ブッダ:完全なる知恵・真理を得た人)
である釈尊にお聞きします。
どういう人が、コノ世で破滅に向かうのでしょうか?」
[原始仏典『スッタニパータ』
第一章第六節―九十一番]
釈尊は精霊に答えます。
「安定した生活をして、
悟りに近づく人々を認識することは容易です。
また、破滅に向かう人々を
認識することも簡単です。
安定した完成に向かう人は、
正しいこと(真理)を好みます。
破滅に向かう人は、
正しいことを毛嫌いします」
[原始仏典『スッタニパータ』
第一章第六節ー九十二番]
「破滅に向かう人は、
正しいことを毛嫌いします」⋯⋯、
この言葉を読んで浮かびますことは、
最近の若者の言葉にあります、
「中二病」(中学二年生・十四歳前後の頃に
出ることが多い思春期特有の
反発の思想・行動・傾向のこと)です。
・悪いことがカッコイイ。
・真面目な生徒はカッコ悪くて、
イジメたい。
このような特徴を思い出します。
中学生の頃を思い出せば、
このような生徒がいたものです。
問題は、これが大人になっても
消えない人々がいるわけです。
とにかく正しい言葉に反発し、
毛嫌いし、正しく機能する社会を
壊したいという人々がいるものです。
特に問題なのは、
この本音を隠して、
もっともらしく理論武装する大人が、
いつの時代にもいることです。
そういう人々の心理にあるのは、
・自分が幼少から持つコンプレックス
・順調な人々に対する嫉妬心
・真面目に働くことが嫌なだけ
こういう嫌な自分の心理を、
屁理屈をもって
理論武装する人々がいます。
今の新聞やテレビを見れば、
よくわかります(笑)。
そのような非難をする人々の
主義主張や方針が社会を
本当に掌握した時は、
それで国は繁栄するのか?
破滅に向かうのか?
冷静に想像すれば、
各人でわかります。
もし、わからなければ、
それも国民が持つ縁・運命です。
どんな生活になるのか?
社会になるのか?
自業自得が来ます。
有名な歌詞にあるような
「想像してごらん?」という
問いかけの言葉は、
本当に大切だと思います。
この項では、珍しく精霊が登場します。
興味深いのは、精霊が古代詩の韻文を
話すということです。
この場合、この精霊に
二つの出自が考えられます。
*古代に生まれた人霊が、
その当時の修行によって
精霊にまで昇華した存在である。
*または、遥か大昔の時代に、
古代詩を天から人々に
啓示で教えた古い精霊である。
この二通りが考えられますが、
森の全体を明るく照らすほどの
精霊ですから、古代詩を人類に啓示した
古い精霊を、私はこの項には思います。
生きる人間でありましても、
正しい真理に目覚めた人物、
または正しい真理を求めたい人々には、
精霊はお辞儀をして
礼を尽くしてくれる、
ということを覚えていましょう。
コノ世という雑多な何でもありの、
誘惑に満ちた世界において、
その中でも正しいことを求めたいと
思えるだけでも難しいことであり、
精霊でも敬意を尽くすほどのこと
だということなのです。
釈尊が言われた、
「安定した完成に向かう人は、
正しいこと(真理)を好みます」。
これが重要な指摘です。
今の自分が何を好んでいるのか?
冷静に静観をしてみることを
参考にしてください。
「柔訳 釈尊の教え 第二巻」
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お客様の声
全国宅配
★明けましておめでとうございます
。旧年中は仮住まい先含め大変お世
話になりました。大晦日にお届けい
ただいた家内のコート(ヘルノ)につ
いて、貴社の「シミ抜き」に対して
深謝申し上げます。家内も大変喜ん
でおり、宜しくお伝えいただければ
幸いです。本年も引き続きよろしく
お願いいたします。K
君津本店
●「ズボンのお尻がヤブレているの
に気付かず穿いていたんですねー。
」「気付いてもらって良かったー。
」と。いつもご利用の男性（50代）
伊勢丹新宿店メンズ館
●スーツをお預かりのお客様。シミ
も落ちており、仕上がりにお喜びい
ただきました。
阪急メンズ東京
★ネットでNCを知ったお客様が、ダ
ウンジャンバーのクリーニング料金
と、色が褪せてきたので補色ができ
るか否かのお問い合わせがありまし
た。ご来店もお考えとのことでした