「有難うという言葉が物の大切さを教えてくれる」
人が他人に何かをプレゼントするのは、
その人なりの信念が有り、その人なりの聖なる
喜びが有るからです。
従って、他人からのプレゼントに対して、
自分の好みのために素直に感謝を思えない人は、
自分の人生も不満だらけに成ります。
(原始仏典 ダンマパダ18章-249番)
よくあることですが、人さまからいただいたものでも、
内心では「こんな物はまり嬉しくないなぁ・・」と思う
こともあります。
ただ釈尊は、いただいた物の中身よりも、贈り主の心情を
思ってあげなさいと示唆されています。
この項で釈尊が言いたいことは、
(1) 「相手への思いやりの心を持つこと」
(2) 「相手の立場に成って考えて見ること」
これの重要さを示唆されています。
この2点が無い人間は、自分の人生も必ず不満だらけに成る
と釈尊は断言しています。霊的には、他人に対する思いやりや
心配りとは、自分自身への思いやりや心配りに反転するのが霊的
な真相なのです。
とにかく頂いた品物には、どんな品物であっても感謝の気持を置
いて行きましょう。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「人命の見方」
人命というのはたしかに大切ですが、
そのことだけに拘泥していると、
さまざまな価値というものが
見えなくなってしまいます。
「人命とは泰山のように重く、
また鴻毛のごとくに軽い」という両方を、
しっかりと視野に入れて判断をする
広がりや深みというものが、
人間には必要なのです。
何が何でも命が大切であるとしてしまえば、
命懸けで行うことや守るものがなくなってしまいます。
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今日の諺 「一触即発(いっしょくそくはつ)」
【意味】
大変な危機がせまっていること。
もう少しで大事にいたりそうなことを言う。
「一触」とはちょっとさわること、
「即発」はすぐに爆発するという意味で、
少しさわればすぐにも爆発しそうな状態。
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