「助け合う法友をつくる」
世の中を捨てて修行僧になる生活は厳しいものであり、
その中で生活を楽しめることは無いです。
一般人が社会の中で暮らす生活も大変であり、
家に住めるように生活をすることも大変なものです。
その中で相反する人々と暮らすことも本当に難しいものです。
わざわざ何かを求めて旅に出る修行僧は災難に遭うものです。
修行と称して旅に出る必要はありません。
わざわざ苦しみに遭う必要もありません。
社会の中で暮らす人々こそが、真の修行僧なのです。
(原始仏典 ダンマパダ21章-302番)
これは現代社会にも全く同じことが言えます。
この項を、現代の出家僧たちが読みますと、ショックを受ける
ことでしょう。釈尊ご自身が、このような発言をなさっている
のですから。
釈尊いわく、
「修行僧に成りたい者は、わざわざ修行の旅など出るな。修行僧
にも成るな。それは逃げているだけであり、何の修行にも成らない。
それよりも、社会の中で暮らす人々を見なさい。これこそが真の修
行僧である。家の家賃を支払うことも大変だし、嫌な他人の中で暮
らすことも本当に大変な修行なのだ。修行僧の生活よりも、もっと
大変なものである。」
そして、社会の中で普通に暮らすことが更に大変な理由が、欲望の
ワナが周囲にたくさん有ることです。
修行僧のような隔離された中での生活では無くて、色々なサガの誘惑
の中でも正しく生きることが真の修行です。
つまり「自分に勝つ」ということです。
この項を読みますと、今が苦しい人こそが大いなる修行僧だと分かります。
それぞれの各人のレベルで、自分なりのテーマで、誰もが修行中です。
その中身を他人と比較するから無意味に感じてしまうだけです。
今の自分が「それ」に悩むことが、今の自分には丁度良い訳です。
それを自分自身で静観することで、「これでは生けない」という気付きが
起こります。
他人と比較せずに、「自分の色々なサガに勝つ」という視点で、今の生活
の中で頑張って見ましょう。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「視覚のつくるイメージ」
H・G・ウェルズというイギリスの作家がいる。
彼の家は貧乏で、お母さんは立派なお屋敷の
住み込み女中をやっていた。
やがてそこに行ったウェルズは、
女中の息子だからと肩身の狭い思いをする。
ところが、晩年になって彼いわく、
それがよかったのだと。
こんな生活もあるのかと思ってみると、
具体的に理想像が目に浮かぶ。
そうすると、将来自分も、という気になるらしい。
そして彼はのちに、その理想を実現させた。
「見る」と容易にイメージがつくれるものである。
そうすると、実現も比較的容易になるという
法則があるようにさえ思われる。
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今日の諺 「支離滅裂(しりめつれつ)」
【意味】
物事に筋が通っていなくて、
ばらばらでまとまりがないこと。
「支離」も「滅裂」もばらばらなことをいう。
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断酒日記
今日は木更津病院へ
3週間ぶりの断酒報告。
結果は理想的で高評価です。
「薬に頼ることなく断酒に成功!
意志の力が一番」と、
主治医に絶賛されました。
まあまあ・・・そこまで褒めてもらって
嬉しいです。
ここまでくれば続けるしかない。
頑張ります。