「すでに自分が存在している奇跡に気づきなさい」
人間を取り巻くすべての点において、
それぞれに色んな意味で
(細胞・仕事・交友関係・妊娠・結婚・・・・)、
誕生と死滅が起こっていることを正しく見て理解をしなさい。
その先に、不死、決して死なない、
という真理を見出した人々は、
本当の喜びと楽しみを獲得することでしょう。
(原始仏典 ダンマパダ25章-374番)
釈尊いわく、
* コノ世は、誕生と死滅だらけだ。誕生と死滅に満たされて
いるのがコノ世なんだよ。
* 誕生と死滅が無いものは、コノ世には一切無い。
* しかし、このことを本当に理解した時、誕生も死滅も本当
はしていないことに気付く。
* それは、誕生も死滅も、「その前に」存在しているから
こそ出来ることだから。
* だから、存在している、ことこそが真実なのだ。
* 「存在している」という真理の前では、誕生も死滅もただの
「途中過程の現象に過ぎない」。
* これに本当に気付いた人は、今のそのままで、すべてに感謝
をしたくなる。その人は、もう浄土に居るのと同じである。
最初は、コノ世には誕生と死滅しか無い、と言いながら、でもその
現象をよくよく見ると、そこには「決して死なない」「人は死ね
ない」と釈尊は断言されています。
空海さんも、
*人は生まれてもいない。
*人は死ぬことも決してない。
*それが分かるまで、誕生と死を人の心は繰り返す。(転生輪廻)
と発言されています。
その前に、「すでに自分が存在している奇跡に気づきなさい」
と言われています。つまり、コノ世に一度でも出現した、存在した
誕生した人間や動物たちとは、なんと意味が重いことなので
しょうか。
今日も自分が存在していることに感謝をして見ましょう。
そのためには、陰での無数の援助があり、家族や他人が居たのです。
このことに気付いた人から、
喜びも楽しみも、幸運も新たに始まるのです。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「人生の手応え」
誰でも経験することでいえば、
子育てなどはそれこそ毎日が
人生の手応えだらけでしょう。
そういった手応えを感じていれば、
セネカのいうように、
「忙しいのは時間を奪われただけ」
というマイナス感情を抱く必要なないはずです。
忙しいだけで流されるように
時間が過ぎていくという生き方は問題ですが、
忙しい中にも人生の手応えを
感じるような生き方であれば、
それは決して無駄にはならないと思います。
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今日の諺 「八百八橋(はっぴゃくやばし)」
【意味】
大阪が、河川や運河に囲まれた地形で、
橋がたくさんあることをいう。
「八百八」は正確な橋の数ではなく、
数が多いことをさす。
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