「まず準備、次に行動。自分の思考を躾ける」
社会で修行する人々が、
* 絶え間なく心配する心を止めること。
* 物事を静観する知恵を身に付けること。
この2つのことを完全に習得したならば、
その人はすべての真相を知る人に成っていきます。
そうなりますと、その人はあらゆる意味で
コノ世で完全に自由な人に成ります。
(原始仏典 ダンマパダ26章-384)
* 心配する心を停止させること。
* 成り行きを静観することが出来ること。
この2つを身に付けるだけで、人の運命は変わる。
完全に自由な人に成れる。
と釈尊は仰っています。
(中略)
釈尊は、この項で断言されています。
* 人間は、自分の心配心を停止させようと、
意識的に努力をしなければいけない存在であること。
つまり人の心とは、放置をして置きますと、
本当に際限なく心配が増大するサガなのです。
多くの人は、心配心とは自分で止めるものだ、
制御をしなければいけない、ということを知らないのです。
自分の心配心を放置したままでいます。
(中略)
そして釈尊は、心配心を停止させる為に更には
* その流れを静観することを身に付けなさい。
としています。
ムダに心配する前に、
「先ずそれを冷静に静観しなさい」
と言っています。つまり、
(1) 自分が心配することを停止させる意志を持つこと。
(2) それ、を静観する気持ちを持つこと。
(3) 心配をすることよりも、「それ」に関する
何らかの「準備と行動」を実践すること。
(4) 何も動かずに休んだ状態で心配することほど、
心配心を暴走させることを知って置くこと。
この4つで、自分の心配心が引き起こす
2次的な問題を防止します。
悪循環を停止させます。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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日本人の道徳心
「運命の舵」
私は外国語を勉強するのが専門だから、
外国で勉強したいなと常々思い続けていた。
暇を見つけては外国の地図を広げて、
あの町やこの都市、山や河などに思いを馳せていた。
そうすると、そのうちに、ロンドンの街並みを歩いたり、
郊外を散歩したりしている気分になったりした。
そういうときには、
知らず知らず、そちらのほうへ運命の舵が切れている。
自分のいい姿を思い描く瞬間を多くすれば、
運命の舵の切れ具合が大きくなり、
本当に進路をそちらへ向けることができるのだ。
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今日の諺 「一発逆転(いっぱつぎゃくてん)」
【意味】
一度の行動で、かなり不利だった立場を
一気にひっくり返すこと。
どんでん返しのこと。
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