「怒りを持たない、怒りを貯めない」
心の内に、どんなことにも怒りを持たないことを、コノ世でも
アノ世でも実行できた人(魂)が、コノ世とアノ世を往復する
輪廻(りんね:生まれ変わり)を終わらせます。
それはまるで蛇が古い皮をスルッと脱ぎ去るように出来ます。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章1節-No.6)
この世では、相手のためを思えばせ、危険やワレ良しを防止
するために肉親や部下や他人を怒ることもあります。
愛情があれば、外面では怒ることも必要です。
ただ、釈尊は、どんな条件・場面でも、心の中には絶対に怒りを
持たない、貯めないことが大切だと仰っています。
私たちは日常や仕事で出来るだけ怒りを持たない、貯めない
ことを心がけてみましょう。これが自分自身の次の世界を決め、
さらには、生かされていることへの感謝のお念仏申すは、
大いなる働きによって、転生を外れて幸福の海へと自分のいのち
を誘導して下さいます。
まず、お念仏申し、今日一日だけでも「心中では」怒りや不満
を持たない挑戦をしてみましょう。
熱血傾向があるがゆえに、私にはもってこいの教えです。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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