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10/22(水)「気持のいい生き方をしているか」

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「気持のいい生き方をしているか」

親友、友情の為に、それを維持する為に

自分が無理をするならば、

それは他人の視線を気にするがゆえの自分の執着です。

これは自分自身を害する可能性が有ります。

交友関係におきましても、

自分自身が外見を気にする自我を

増大させる執着である危険性を知っておきましょう。

どんな交わり、集団の中に自分が居ましても、

自分一人で歩く覚悟を持ちなさい。

まるで1本角(ツノ)が立つサイのように一人で歩みなさい。

(原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-No.37)

 

この項で釈尊は、交友関係でさえも、すべては他人の視線

を意識した行動であることを示唆しています。

友人だと思う相手と、その周囲の人々への体面を意識した

行動を、交友だと思っていないか?と投げかけています。

 

そういう関係は、元は自分自身の見栄であり自我(良く見

せたい欲)の執着からの産物だと示唆しています。

人は、自分一人だけでポツンと居ることが、他人の視線を

気にしてカッコ悪いと思うサガが有るということです。

 

そこを釈尊は、

* 自分一人で居ることを恐れるな!

* カッコ悪いと思うな!

と叱咤(しった)しています。

 

それを恐れる心は、自分の自我の執着から発生していること。

自分の弱い自我が、他人とつるむ、友人が多い様を演出して

いると看破しています。自分には友人が多いという無理な演

出をさせます。これは自分を良く見せたいという執着から生

じています。

 

人間は、執着を大きく育てている限り、本当の幸福感も幸運

も来ないのです。釈尊は更に、

* 自分を良く見せたい執着を大きくする間は、転生(再び

生まれ変わること)する。

とします。

 

本当の友人関係とは何か?そこに自分自身を良く見せたい

自我の執着が無いか?を考えて置くことも、自分の良心(仏性)

発露させる為には大切なのです。

 

今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。

皆さんの仕合せを心より念じております。

 

 

【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載

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