
「和顔と愛語のすすめ」
東西南北、どこに住んでも安らかな心境で過ごし、
どんなことも毛嫌いせずに、その時々の、どんな所でも、
自分の手に入るもので満足をすること。
自分に起こってくれる様々な因果の荒波を恐れない人は、
どんな交わり、集団の中に自分が居ましても、
自分一人で歩く覚悟を持ちなさい。
まるで1本角(ツノ)が立つサイのように一人で歩みなさい。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-No.42)
人間はやはり「足るを知る」、ということが重要です。
今がどんな現状で有りましても、
* そこで感謝が出来無い人は、
* 感謝するべきことに気付けない人は、
何が叶っても、新規の不足感が「止まらない」ということです。
これを止めるには、とにかく今の現状の中でも自分の不足感を止
めることです。現状に感謝できない人は、どの環境に行っても
不足感は出てくるものなのです。逆に、今の中でも満足が出来る
人には、何処へ行ってもそう成ることが可能です。
「不平不満」より、足ることを知って「和源と愛語」を心して
生きたいものです。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の教え 第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
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