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12/1(月)「安心感という最強の力」

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「安心感という最強の力」

人は誰しも、

「安心していたい」「心を平らに保ちたい」

そう思います。

しかし釈尊が語った「安心感」は、

ただ“ゆったりする”という意味ではありません。

むしろ、

●安心感とは

大地を切り開き、人生そのものを耕す

鋭い刃のような力 です。

心が静かである人ほど、

周りを照らし、変化を生み、

大きな出来事を乗り越える「芯の強さ」を持ちます。


●心に革命が起きる瞬間

苦しい職場、重たい家庭、心身のハンディ。

そうした“揺らぎやすい状況”の中で、

それでも冷静さを保ち、

なお安心感と感謝を忘れない人こそ、

真に強い人。

激しく喜び、怒り、悲しみ、恐れ、焦り、

心が波立ち続けるとき、

人は弱く、折れやすい存在になります。

弱い犬ほど、よく吠えるように、

心が不安定なほど、人は声や感情が大きくなるものです。

しかし、嵐の中でも静かに立つ人には、

誰も近づけないほどの 観音の守り が働きます。


◆ 苦しい場所にいる人ほど、悟りに近い

釈尊の指摘は、とても深いものです。

「苦しい人ほど、悟りへの最短距離にいる」

これは逆説のようですが、真実です。

なぜなら

外の環境が荒れているほど、

“心を静かに保てた一瞬”が、

圧倒的な成長と目覚めを生むからです。

外が静かな人より、

内側の革命が何倍も大きく起こるのです。


●結論

冷静な安心感とは、

人を弱くするものではなく、

人生を切り拓く最大の武器なのです。

苦しみの中であっても、

心の中に小さくても“静けさ”と“感謝”がある人は、

誰よりも早く、

心の自由=悟(深い安心)へと近づいていきます。

(原始仏典 スッタニパータ 第1章4節-No.77・私的な訳)

 

 

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