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5/11(日)「悪い因縁の本当の切り方」

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戦いの場において、

無数の敵に打ち勝つことよりも、

自分自身に打ち勝つ者こそが、

ほんとうの勝利者なのです。

【原始仏典「ダンマパダ」第八章=百三番】

 

この世には、いろいろな戦いの場があります。

本当の紛争地もあれば、会社内の戦いもあれば、

学校でのイジメ、家庭内での逃げる事のできない

相克・・。

外出先で長い列を並ぶこと一つにしましても、

心中では無言の戦いが生じているかも知れません。

 

しかし釈尊は、どんな戦いの場にも勝利者は「いない」。

自分に打ち勝つ者こそが真の勝利者である。とこの項で

仰っています。

 

考えてみますと七十億人もの人間がいる中で、お互いに

懸命に戦う縁というものは、海岸の砂漠で接する砂粒

同士のような稀有なことです。数えきれない無数の砂

がある中で、なぜ接することになったのか?これを冷静に

考えますと、こんな不思議なことはありません。

 

悪い縁ではありますが、お互いに戦いますと勝ったとこ

ろで他人を痛めた因果は残ります。自分が負けたとして

も、それを恨むようでは、やはり「いつかの時代に」

「どこかの国や地域や環境で」再び引き合う縁(引力・

重力)として継続して残ります。

要するに誰かがどこかの段階で、このようなヤラれれば

ヤリ返すという「悪因縁、悪循環」を思い切って切断し

なければなりません。そうでなければ永遠に地獄の循環

が待っています。この苦しみの連鎖は絶対に避けましょう。

 

人生とは、悪縁を残さないようなさばさばとした、清々

した生き方が本当の理想でしょう。ただ、普通、なかな

かそういう人生を歩めないのが凡夫のサガなのです。

ただ、釈尊の智慧を学びますと自分が相手を「許す」こ

とで、相手との悪い因縁が切れることが分かっていきます。

 

イエス・キリストが処刑される時に、自分の身体に鉄杭を

打ち付ける者たちに対しまして「神よ、この者たちは自分

が何をしているのかがわからないた゛けなのです。だから、

この者たちを許してあげて下さい」と言った言葉は、もう

二度とこのような罪を犯す加害者も被害者も輪廻転生で再開

させない秘儀であり、最高の因果に対する昇華の言葉だった

のです。

 

相手を許すことで自分の執着が切れ、自分のいのちがいつか

相手と逆の立場での縁を持つ機会を昇華させることになります。

 

●「悪因縁」「悪循環」を決して生まないために「相手を自分の

 心中で許す」こと大切さ。

●他人よりも、とにかく「自分自身の自我に打ち勝つ」重要さ。

 

この二点を知って意識して、頑張って実践するだけでも、悪い

因果を残すこともなく、今生も来生も大きく善の方向へ変わって

いくでしょう

 

今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。

皆さんの仕合せを心より念じております。

 

【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より抜粋転載

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日本人の道徳心

「勤と倹」

事業を始めること、すなわち創業の場合にも、

業が定まってから守ること、

すなわち守成の場合にも、

一番重要なのは勤勉であることと節倹であることである。

勤勉でなければそもそも仕事が始まらないのは

誰でもわかっている。

また、成功したら締まるところがなければ

長続きしないことも明らかである。

勤と倹、これが創業・守成のもとである。

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今日の諺 「風物詩(ふうぶつし)」

【意味】

その季節の感じをよく表す、物やことがら。

その季節の訪れを知らせるものとしてよく使われる。

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