過去に仕事もせずに遊んで暮らしていた人でも、
今は真面目に働くならば、その人は社会を明るく
する一員です。
まるで、雲から遠ざかった月のようにです。
過去に悪い行いをしていましても、今は反省して
善行により上書きをするならば、その人は社会を
明るくする一員です。
まるで、雲から遠ざかった月のように。
(原始仏典 ダンマパダ13章-172・173番)
釈尊は、この項で
「今が良ければ、すべて良し!」と示唆されています。
「過去がどうであれ、今を頑張って生きているならば、
それで良いのだ」と仰っています。
そして、
その次に「それの何が良いのか?」という釈尊の説明に、
「社会を明るくする一員だ」という言葉が出てきます。
これは比叡山延暦寺の根本精神でもあります、
「一隅を照らす」という言葉と同じ意です。
法華経の精神を一言で表現しますと、
「社会の一隅を照らすこと」に尽きるということです。
だから、自分にどんな過去が有ろうとも、
* 今の生活を懸命に頑張ること。
* 社会の隅で、自分が周囲を明るくしたい。花を咲かせたい。
と思えたならば、その人は人生で初めて真の「幸福感」「安
心感」「生き甲斐」を感じられて、今という時から逃げない
人間に成れる可能性があるのです。
つまり、コノ世で仕合せに成りたければ、
* 自分のことよりも、社会の隅を少しでも明るくしたい!
と真剣に自分で思い込んで行動していきましょう。
その「思い」と「行動」に誠意が有り、誠・真(まこと)で
あれば、必ず天が味方をしますよ。運気が変わり出しますよ。
という真実を釈尊は伝えて下さっています。
今日もより良く生きる智慧を与えて頂いて有難うございます。
皆さんの仕合せを心より念じております。
【柔訳 釈尊の言葉第一巻】著:谷川太一より一部抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人の道徳心
「私有財産制の意義」
私は何年も前から、日本でも早く本来の私有財産制を
回復するべきだと主張している。
相続税をゼロにして、遺言の通りに分与できるようにする。
また、所得税は十パーセント以上は取らない。
するとどうなるかといえば、
三代目ぐらいになると、金儲けはもういいから
国のために働こう、
国のために自分の財産を使おう、
という志を持った人が必ず何パーセントかは続々と出てくる。
あるいは、私的な奨学金制度を作って
青少年の育成に貢献しよう、
という人も続々と出てくるであろう。
案外それが行政や政治を浄化する近道になるのではないかと思うのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日の諺 「三日天下(みっかてんか)」
【意味】
とても短い間だけ、権力をにぎること。
「三日」はとても短い期間のこと。
【由来】
織田信長をほろぼして天下をとった明智光秀だが、
そのわずか十一日後に豊臣秀吉にほろぼされたことから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・